不動産売却までの7ステップ ①
不動産を売却する際には、査定を依頼する前に全体の流れを理解しておくことが重要です。
なぜなら、大半の方にとって不動産の売却は、初めての経験だからです。
流れを知らないままスタートすると、不動産会社との連携がうまくいかなかったり、買主とのトラブルが発生したりすることもあります。
売却の流れを事前に把握しておくことで、その都度、的確な判断がしやすくなり、次にやるべきことに対して万全の準備をすることができます。
不動産の売却方法は「買取」と「仲介」の2種類がある
不動産の売却には「買取」と「仲介」の2種類があり、どちらを選ぶかによって流れや内容が変わってきます。
「買取」とは、不動産会社に直接物件を買い取ってもらうことを指します。価格の折り合いがつけば、すぐに成約となります。
一方、「仲介」とは、不動産会社(仲介会社)に買主を探してもらうことを指します。
条件に納得する買主が見つかれば、成約となります。
買取と仲介、それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
[買取]
・スピーディーに売却しやすい
・売却価格が仲介よりも安い傾向がある
[仲介]
・売却価格が仲介よりも高い傾向がある
・買主が見つからない場合もある
つまり、スピードを重視するなら買取、価格を重視するなら仲介が良いということになります。
今回は「仲介の流れ」について解説します。
不動産売却までの7つのステップ
①不動産の相場をリサーチする
売主が物件の相場を知っておくことで、不動産会社から提示される査定金額が「妥当かどうか」を判断しやすくなります。
また、買主との価格交渉の際にも、「ここまでは譲れる」という最低限の売却価格を決めやすくなります。
物件の相場をリサーチする方法としては、SUUMOなどの不動産ポータルサイトや、国土交通省が提供する不動産情報ライブラリなどがあります。
似た条件の物件の価格を検索してみましょう。
②不動産会社に査定を依頼する
不動産の査定方法には、過去の取引データや市場価格などを基に行う「簡易査定」と、現地を訪れ建物や土地を見て行う「訪問査定」があります。
簡易査定は「大まかな金額を早く知りたい」という人に向いており、訪問査定は「時間がかかっても良いので、実際の売却価格に近い金額を知りたい」という人に向いています。
複数の不動産会社から査定を取る方が安全ですが、信頼できる不動産会社がある場合は、1社に査定を依頼することもあります。
③仲介会社との契約型式を選ぶ
物件の売却を依頼する不動産会社を決めた後にやることとして、契約型式を選ぶ必要があります。
契約型式は3種類あり、どれを選ぶかによって条件が変わってきます。3種類の違いを把握し、適切な契約型式を選ぶことが重要です。
・専属専任媒介
他の仲介会社に依頼することはできない。また、依頼者は自ら発見した相手と契約することができない
・専任媒介
他の仲介会社に依頼することはできない。しかし、依頼者は自ら発見した相手と契約することができる
・一般媒介
複数の仲介会社に依頼できる
今回はここまでとして、残りの流れは次回(9/23)のブログでご説明します。
関連した記事を読む
- 2024/11/26
- 2024/11/22
- 2024/11/19
- 2024/11/12