賃貸物件の宅配ボックス 費用と使える補助金とは?③
後付けで宅配ボックスを設置する場合の費用の目安
既存の賃貸物件に宅配ボックスを採用する場合、設置スペースの確保が重要です。
設置場所としては、建物周辺、エントランス、各戸の玄関などが考えられます。
設置する場所によっても、「どの宅配ボックスを選べばよいか」が変わってきます。
例えば、マンションのエントランスに設置する場合は「ロッカータイプ」、共有スペースの狭いアパートに設置する場合は「個別置きタイプ」を選ぶといった具合です。
宅配ボックスの設置費用は、タイプや業者によって異なります。
既存の賃貸物件に後付けする場合の費用の一例は以下の通りです。
①ロッカータイプ(デジタル式)数十万円〜
②ロッカータイプ(アナログ式)10万円〜
③個別置きタイプ数万円〜
ロッカータイプは宅配ボックスそのものの費用に加えて、設置工事の費用(一例:10万円など)が必要となることもあります。
費用を抑えることを重視する場合、オーナー様自身で「個別置きタイプ」を購入して設置するのが最適です。
しかし、安価な宅配ボックスは耐久性が低いことが多く、盗難やいたずらのリスクが高いので注意しましょう。
宅配ボックス設置にも使える補助金!「住宅省エネキャンペーン」
賃貸物件の新築やリフォームを予定しているオーナー様は、「住宅省エネ2024キャンペーン」の補助金を利用して、宅配ボックスにかかる費用を抑えることが可能です。
このキャンペーンは、住宅省エネ化を支援する制度であり、以下の表の4つの支援事業の総称です。
総額4,615億円という予算規模の大きさにも注目です。
引用:住宅省エネ2024キャンペーン
一見すると、④「賃貸集合給湯省エネ2024」以外は賃貸経営と関連がなさそうに見えます。
しかし実際には、要件を満たせば全般的に賃貸物件のリフォームに使うことができます。
また、この補助金のもう一つのポイントとして、①子育てエコホームと②〜④の支援事業を組み合わせることで、まとまった補助金を得ることも可能です。
賃貸物件に宅配ボックスを設置する際の一例としては、①子育てエコホーム支援事業を利用した場合、1戸あたり11,000円の補助金を得ることが可能です。
「住宅省エネ2024キャンペーン」は賃貸住宅の幅広い施策に使える補助金です。
その詳細については公式サイトで詳しく解説されていますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
また、当社では空室対策などさまざまなオーナー様へのお手伝いいたしますので是非一度当社にお問合せください。
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