中京ハウジング株式会社
2024年03月26日
賃貸経営まめ知識
リフォーム費用の税務上の取り扱いを理解する③
先週のブログ「リフォーム費用の税務上の取り扱いを理解する ②」の続きです。
その年に経費にできる金額を大きくすることによって、どういった違いが出てくるかを、で検証していきたいと思います。
キャッシュフローの違いはどの程度出るか!?
リフォーム工事を行った場合に、全額「修繕費」としてその年の経費にした場合と、「資本的支出」として減価償却した場合とで、どの程度納税額に差が出るのか、また、キャッシュフローはどの程度変わってくるのかについて、比較をしてみます。
以下のような事例で比較してみます。
◎築25年の鉄筋コンクリート造(耐用年数47年)を800万円かけてリフォーム工事を実施した場合
◎全額「修繕費」の場合の年間経費
→800万円
◎「資本的支出」の場合の年間経費
→18万円(800万円×0.022)
◎年間の家賃収入返済額・経費等
①家賃収入 1,500万円
②借入金返済額 500万円(元金返済
額350万円、利息返済額150万円)
③減価償却費 300万円
④その他経費 100万円
今回の事例でもわかるように、所得税・住民税を支払った後のキャッシュフローに200万円以上差が出ることがわかりました。
このように、「修繕費」と「資本的支出」の区分の仕方をしっかりと理解することで、手元にキャッシュを多く残すことができる賃貸住宅経営を実現することができます。
当社ではオーナー様の賃貸経営がうまくいっているかどうかを判断する「キャッシュフロー診断」を無料で行っています。
ご興味のあるオーナー様はお気軽にお問合せ下さい。
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