入居者はどんな人?
どんな物件にも効く、「即効!空室対策」というものは、ありません!自分の物件にマッチしているか分からないまま、焦って目先の空室対策に走るのは失敗のもとです。満室大家さんへの道は、今の物件の「本当の姿」を紐解くことから始まるのです。
顧客像を把握する
「今、部屋を借りている入居者はどんな人?」と聞かれて、正確に答えられるオーナーは意外に少ないと思います。しかし、ターゲットが曖昧では、見当違いな空室対策で余計なコストがかかってしまう恐れがあります。では、ターゲットはどうすれば分かるのでしょうか?
結論から申し上げますと、答えは「入居申込書の情報を整理する」ことです。入居申込書を整理していくと、自分の物件を選んでくれる顧客像を知るてがかりが見えてきます。
情報を整理したうえで、対策を取ろう!
入居申込書の情報を整理して、どのような人に選ばれるかを理解する必要があります。
入居申込書には、基本的なプロフィール情報を始め、転居理由などニーズをつかむヒントも記載されています。この情報を精査すれば、どんな人に選ばれるのか、正しいターゲット(顧客像)が明確になってきます。
例)情報整理からの空室対策
1.入居申込書の情報を整理する
年齢、性別、国籍、入居形態(人数)、現住所(引越し前の住居)、転居理由、勤務先・学校、会社規模、職業・業種・役職・勤続年数、年収、契約名義、ペット飼育の有無
この情報をエクセルなどのソフトを使ってグラフにしてみるとボリュームゾーンが分かりやすくなります。1Kで学生向きと思っていたけど、実際には社会人が多かったなんて事もありますので、思い込みを捨て、あくまでも客観的なデータを基に、そこから読み取れる情報を洗い出してみましょう。
2.顧客像が浮かび上がり、効果的な対策が見える
入居申込書の情報を整理し、次のような顧客が浮かんできたとします。
・社会人5年目くらいの男性
・余裕が出てきて、学生向けアパートから広めの部屋に住み替え
・在宅勤務も増え、多少駅から離れても、広めの部屋を希望している
という顧客像が浮かんできたのなら、対策としては、
・友達や彼女に好印象な雰囲気にリフォームする
・ネット設備の充実はマストで、速度が速く安定通信のサービスを導入する
・押入のひとつをワークスペースにする
等が考えられます。
契約率の高い本当の入居者像を理解することで、効果的な空室対策が可能となります。当社でも賃貸市場のビックデータからAIを利用し、ターゲットを明確にするシステムを利用しています。興味のある方はお気軽にご連絡下さい。きっとお役に立てると思います。
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