空室対策 その前に
4月15日に当社では初めての試みである「空室対策勉強会」を開催させて頂きました。その後1ヶ月程度経過したので、参加して頂いたオーナー様にその後の様子をお聞きしたところ、「勉強会の内容を参考に空室対策を実行した結果、繁忙期を過ぎたにもかかわらず、入居の申し込みがありました。」とうれしい報告が何件か頂きました。
空室対策は「これをすれば必ず決まる」といった魔法のような技術があるわけではなく、ちょっとした気遣いを何個も地道に積み重ねていくといった感じです。しかし、まれにですが、空室に困っていると言いながら、物件には暫く行っていないという大家さんがいます。空室対策の前に基本的な事が出来ているか、改めて確認しましょう。
そもそも、募集されていますか?
自主管理の大家さんでたまに見受けられますが、空室がそもそも募集されていないことがあります!
まさかとは思いますが、繁忙期にいつも依頼している仲介業者の担当者にお願いしたけど、担当者が忙しくしている時に連絡があったため、空室になった連絡を受けたのをすっかり忘れていたなんて事もあるようです。
募集を依頼した後は、その会社のホームページや不動産ポータルサイトに掲載されているか確認しますしょう!
きちんと募集されていますか?
次に「きちんと」募集されているかどうかの確認です。
「きちんと」というのは、写真が古いままでなく新しく撮影されているかどうかです。もし、設備が新品に変わっていれば写真も変える必要もありますよね。
募集広告(ネット・チラシ)の内容が正しいかどうかも確認しましょう。空室対策として防犯カメラや宅配ボックスを設置した大家さんも多いと思います。ネット無料も最近導入された大家さんも多いのではないでしょうか?そう言った、新たに設置した設備が物件情報に正しく若しくはPRするような広告になっているか確認しましょう。
また、家賃設定が相場に合っているかどうかです。大家さんとしては家賃は下げたくないでしょうが、新築時から10年間家賃を変えずに募集している物件もあります。すべての物件が値下がりする訳ではありませんが、現在の相場に合っているかどうかを確認しましょう。
募集をしてもらう準備はできていますか?
上記2点は仲介店にお願いすることですが、大家さん側にも募集をしてもらう準備が出来ているか確認して下さい。例えば、
・原状回復工事が完了していますか? → 汚い部屋を案内したくありません。
・ゴミ置き場が荒れていませんか? → 回収されないゴミが残っているとイメージが悪いですよね。
・エントランス・ポストをきれいに → エントランスは物件の顔です。入居者の程度や管理の質が分かります。
・部屋の電気を通電する → 暗いより明るい方が案内しやすいです。
細かいことを上げればキリがありませんが、こういった配慮が出来なければ、気の利かない大家or管理会社だなぁという印象を受けるでしょうね。
当社では、常に満室経営に向けたアドバイスをさせて頂いています。空室にお困りのオーナー様はお気軽にご相談下さい。きっとお役に立てると思います!
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