原状回復後、油断してませんか?
先週のブログ、空室対策は、どうして空室になっているかを探すことから始まります。とお伝えしました。「そんなリフォームはとっくに対応してるよ」というオーナー様も多いと思いますが、原状回復後の空室を確認していますか?空室対策は原状回復を行っても、決して油断してはいけません。
虫の死骸が!
内見時に清潔感のある部屋かどうかというのは、成約を左右しかねない大きな要素です。しかし、原状回復工事完了の数日後に内見に行くと、コバエなどの虫の死骸が落ちているケースは意外に多いです。
ルームクリーニング後は居室が綺麗になったため掃除は不要と考えられます。しかしキッチンやトイレ、浴室などの水回りは下水とつながっているため、定期的に水を流して配管内に水をためておかないと、排水口から虫があがってくるのです!
空室でも定期的に巡回して、水を流したり簡易清掃を行うなどして、少しの手間で印象を良くすることができます。
下水管の悪臭が!
下水管から排水管内を上がってくるのは虫だけではありません。悪臭も上がってきます。内見時に玄関ドアを開けて、最初に感じたのが悪臭だった場合、物件の印象はかなり悪いはずです。原状回復後は、定期的な部屋の換気も必要なのです。
また、先程の虫対策と悪臭対策として、排水口にサランラップをかけるという方法があります。頻繁に空室点検が出来ない場合や閑散期に退去があった場合などはこの方法が有効かもしれませんね。
真っ暗で見えません!
仲介業者さんの話では、居住部内で照明がつかず、内見時に苦労するということがあるようです。賃貸業界にとって繁忙期は1月から3月の間なので、夕日が落ちるのが早い季節です。夕方からの内見になる場合、暗くなった部屋をスマホの明かりで見るため、再度内見に来る必要があったり、その後に内見した照明器具がついた部屋で申込をすることになったりするようです。
自慢の物件が、照明器具がなかったためによく見えず、成約の機会を逃がすのはもったいないことです。専有部の電気の契約はオーナーがしていおて、照明器具も取り付けた方がいいでしょう。
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