台風シーズンに備えて
毎年のことですが、私達管理会社フロントマンの梅雨明け以降の心配の種は『台風』です。
日本列島付近に台風が発生すると戦々恐々とします。
そこで今回は台風シーズンに備えてマンションでの対策方法をいくつかご紹介させて頂きます。
1.バルコニーを片付けましょう!
鉢植えや物干竿等、飛ばされないような対策が必要です。
鉢植えや小物等は出来る限り室内に入れて保管し、物干し竿のような室内で保管しにくいものは紐等でしっかりと結び飛ばされないよう対策が考えられます。
排水口の清掃も重要です。台風に伴い雨量も多くなることが予測されます。通常の雨量では問題なく排水されていても、雨量が多い場合、排水口に土やゴミが残っていると排水しきれずバルコニーがプール状態になる可能性もあります。最悪の場合、満水状態となったバルコニーから室内に浸水してしまう恐れもありますので、排水口にゴミ等が残っていないか確認することをお勧め致します。
2.断水に備えましょう!
給水ポンプにより給水される方式のマンションでは、停電が発生すると給水ポンプに給電されず断水となる可能性があります。
浴槽等に事前に水を溜めておくことで、生活水の確保をしておくことをお勧めします。
断水で困る事例として、トイレが流せないことがあげられます。その場合でもバケツ等で便器に水を流すことが可能となりますので、生活水の確保は非常に大切だと考えます。
3.給気口を閉めましょう!
最近のマンションでは24時間換気を行う為、各室壁面等に給気口(空気の取り入れ口)が設置されております。
普段は24時間換気を効率的に行う為、給気口は必ず開けておく必要がありますが、台風の場合は給気口からの吹込みが発生する場合がありますので、台風や強風時は給気口を閉めておきましょう。
また、バルコニーサッシや窓サッシ等は構造上、若干の隙間がございます。強風時に当該隙間から雨が吹き込む場合は、タオルや新聞紙等で隙間を塞いで対応する方法もございます。
4.危険な場所には近づかない!
マンション共用部やバルコニー等で強風の影響で物が破損した場合でも、無理に何とかしようとせず、安全が確保できる状態となるまでは、当該場所へは極力近づかないようにしましょう。強風時の対応では思わぬ事故に繋がる懸念もありますので、台風が治まってから状況を確認することをお勧めします。
また、先日の台風でも道路が陥没した事案もありましたので、車であってもむやみに外出することは控えることが賢明かと思います。
異常気象や地球温暖化の影響か、昨今の台風は非常に勢力が大きいものが多い気がします。
想定外がもはや想定内であることを認識し、出来る限りの準備対策を整え、被害拡大を及ぼさないよう備えることが非常に大切です。
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