不動産売却までの7ステップ ②
不動産を売却する際には、査定を依頼する前に全体の流れを理解しておくことが重要です。
前回のブログで「不動産売却までの7つのステップ」のなかのその①~③までをご説明しました。
本日は引き渡しまでの残りのステップについてご説明します。
不動産売却までの7つのステップ
④売却を正式に依頼する
依頼者と不動産会社が正式な契約(「媒介契約」と言います)を結ぶことで、不動産会社は売却活動を開始することができます。
一般的な媒介契約書には、契約型式や媒介価額、報酬額、契約の有効期間などが記載されます。
⑤不動産市場に出す
媒介を行う不動産会社は、指定流通機構(レインズ)への登録や他の不動産会社との情報共有などを必要に応じて行います。
また、自社の店舗やWEBサイト、不動産ポータルサイトでの情報掲載も行い、内見を希望する人への対応も行います。不動産会社は依頼主に必要な報告をします。
⑥買主と契約を交わす
内見者の中から、物件を購入したいという人が現れた場合、価格や条件の交渉を行い、合意に達したら売買契約に進みます。
不動産が目標期間内に売却できなかった場合の対処策として、販売価格を下げたり、リフォームをしたりなどの選択があります。
⑦残債を受取って引き渡す
買主から残債(残りのお金)を受け取ると同時に、物件を引き渡します。受け取る残債は、売却価格から手付金を差し引いた金額となります。
売買契約の時点で家具や電化製品などが物件内に残っている場合は、引き渡しまでに必ず撤去しましょう。
そして、引渡し完了後、不動産会社に仲介手数料を支払うことで、不動産売却の手続きが完了します。
なお、不動産を売却して売却益を得た場合、所得税や住民税などが課せられます。
ただし、この税金は売却益(譲渡益)にかかるものであり、売上にかかるものではない点にご注意ください。
譲渡益の税率は、不動産の所有期間が「5年以下」と「5年超」のどちらかで変わります。
5年以下:39.63%
5年超:20.315%
※所有期間は譲渡した年の1月1日時点の所有期間で判断
※マイホームを売却した場合、軽減税率の適用対象になる可能性あり
「いつまでに売りたいか」をご家族で話し合うところから始めよう
今回のコラムでは、不動産を売却する際の大まかな流れを解説しました。
全体像が見えてくることで、不動産の売却がより現実的に感じられるのではないでしょうか。
とはいっても、不動産売却までのステップ①「不動産の相場をリサーチする」にいきなり着手することは、ハードルが高いと感じる人もいらっしゃるでしょう。
おすすめなのは、手軽なことから始めてみることです。
例えば、「いつまでに不動産を売りたいか」について、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
一般的に不動産の売却にかかる期間は半年以上と言われています。
少し余裕を持って、売却したい期限の8ヶ月〜1年前に、ステップ②「不動産会社に査定を依頼する」を実行すると良いでしょう。
当社では、近隣事例を参考に自動的に価格査定ができるシステムを導入しています。
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