非常照明の大切さ
皆さんこんにちは!総会シーズン真っ只中で、ブログ作成をすっかり忘れてしまっていた分譲担当Nです。
忙しさを理由にするのはよくないですが、忙しすぎて忘れっぽくなっているのかも...。
忙しい日々が早く過ぎ去って欲しいと思う今日この頃です。
さて今回は非常照明についてです。
非常照明とは
皆さん、非常照明がどこに設置されているかわかりますか?
自分もこの業界にいなければ気にも留めないと思います。
非常照明は普段目立たない存在ですが、いざという時に命を守る大切な設備なので、一度場所の確認や点灯確認をしておくことが大切です。
非常照明は避難階段や廊下、共用部などに設置されています。停電や火災などの非常時に、自動で点灯して避難経路を照らしてくれます。火災時には、煙で視界が悪くなるため、足元を照らす非常照明の役割は非常に重要です。
非常照明の点検について
実は非常照明は、建築基準法や消防法に基づき、定期的な点検・交換が義務付けられています。建築基準法では「6ヶ月に1回以上の点検」が必要で、非常用照明器具は「設置後10年程度を目安に交換が推奨」とされています。
分譲マンションの場合、共用部の非常照明は管理組合が点検や交換を担う責任がありますが、スマートフォンが普及している昨今、「改修しなくてもスマートフォンで照らせばいい」と思っている方も多くおり、改修しない組合も多々見受けられます。
非常照明は、普段は消灯していても、非常時には内蔵のバッテリーで作動します。ですがこのバッテリー、長期間交換されていなければ、いざという時に点灯しない可能性があります。特に築10年以上のマンションでは、バッテリーの寿命切れが発覚するケースが増えています。
また非常照明もLEDタイプが主流になっています。LEDは寿命が長く、省エネ性能も高いため、長期的にはコスト削減にもつながります。また、交換の頻度が減ることで、管理の手間も軽減されます。
古い蛍光灯式の非常照明を使っている場合は、LEDへの交換を検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
非常照明は「普段使わないからこそ、確実に作動すること」が求められます。管理組合としては、定期点検をしっかり行うこと、交換のタイミングを見逃さないことが大切です。
また、住民のみなさんも「自分の住むマンションの安全」に関心を持ち、理事会や総会で非常照明の点検状況について質問してみるのも良いかもしれません。

関連した記事を読む
- 2025/05/16
- 2025/05/15
- 2025/05/10
- 2025/05/05