中京ハウジング株式会社
2024年08月03日
賃貸経営まめ知識
賃貸経営者が加入すべき保険とは?
2024年10月に、火災や落雷などによる建物への損害を補償する「火災保険」が、全国平均で13.0%引き上げられることが、損害保険料率算出機構より発表されました。
引き上げ幅は、地域や築年数、建物の構造等によって異なり、30%以上値上げされる地域、値上げではなく逆に引き下げられる地域がある等、様々なケースがでてくるようです。
また、水害に備える為に、火災保険に付帯させることが望ましいとされている「水災補償」の料率が、地域の水災リスクに応じて5区分に細分化されることも合わせて発表されました。
値上げ前に保険の最適化を
値上げ前にまず火災保険の見直しを行っておきましょう。火災保険を見直す際に、最も重要なポイントが「特約」です。
見直すと、加入すべき特約に入っていなかったり、必要ないのではと思える特約に入っていたり、というケースが見つかるはずです。
保険の見直しは、管理業者に相談すると良いでしょう。今どのような保険が必要かを、きちんとアドバイスしてくれるはずです。
見直してほしい特約とは
特約の過不足が多いのが以下の二つです。
「水災補償」荒天に伴う洪水・高潮・土砂崩れ等を原因とする建物の損害を補償するものです。
「風災補償」荒天に伴う突風・竜巻、暴風による飛来物等を原因とする建物の損害を補償するものです。
例えば高台立地なのに水災保証が付いていて、風災保証がついていなかった、というケースもありますので、しっかりと見直しておくことが必要でしょう。
では次に賃貸経営で考えておきたい特約は、次回のブログ(8/16)でご紹介させて頂きます。
この記事を書いた人
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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