マンション管理のDX化は進むのか!?
世の中で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が流行している通り、外出時の娘との連絡は大抵LINEのスタンプのみだったり、妻からの要望はいつも言っている事はいちいち言わせずに察してと、我が家でも無駄を省いて簡略するDX化が定着しつつある、分譲担当「T」です(それってDXっていうか…アレですよね?(゚Д゚;))
さて、今回はマンション管理に関するデジタル化という観点で、必要性はありそうだけどなかなか進め方が分からない様な所を上げてみよーかと思います。
管理会社が想定するデジタル化
大手の管理会社ではだいぶ進んでいると聞きますが、中小の管理会社の現状で言うと革新的なDXというよりは「デジタル化」を進めたいという表現の方がしっくりくるかもしれません。
マンション管理のデジタル化でまず思いつく領域としては、
1.理事会や総会のオンライン開催
2.理事会のグループチャット
3.住民向けのオンライン掲示板
4.管理組合書類のデジタル保管&閲覧
の4つかと思います。
1.は管理組合規約に「WEB会議を含む」の文言が入っていなくても、国土交通省は「ITを活用した総会・理事会の開催は可能」と説明しているで、面倒な規約整備は必要なくデバイスやメルアド等のWEB環境と役員の賛同さえあればいつでもできますが、ひとりでも理事の中でWEB会議には参加しづらいという方がいる場合には、結局リアル会議とのハイブリッドで開催する配慮が必要となります。
参加人数が多くなる事が想定される総会では、確実にリアル開催+オンライン参加で準備しなければならず、問題は普段のリアル開催には無いトラブル(通信不良やソフトウェア互換不良での参加不能・なりすまし・妨害行為)にどう備える事が良いのかをどうアドバイスしたらいいのか準備しておかなければいけませんね。
2.は今は全世代でLINEやチャットの利用が普及してきているので、弊社でも既に意見交換や情報共有には利用しています。
3と4.はいち管理会社だけで全ては運営できない内容となってくると思いますので、ひとつのサービスとして機能集約して提供できる専用業者を探しておく事も必要だと思います。
管理組合の最優先は…
つい先日もある管理組合様の総会で「保管書類のデジタル化」の提案くらい今時当たり前でしょ?というお諫めを受けた事がありました。
確かに理事長様にお届けしている帳票類や管理組合様で保管している決算書類や工事関連書類は年々増え続けていく事を考えると、4.の「書類のデジタル保管」が最優先事項と考えられます。
各修繕項目の履歴や大規模修繕工事の施工記録は、マンション修繕計画の貴重な情報となります。これらがきちんと整理され、必要な時にすぐ手にすることができる状態が、今後は標準的な管理レベルとして求められてくるのでしょう。
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