マンションの機械式駐車場は維持と費用で板挟み!
ハルウララ、お風呂上りに冷たい飲み物を飲みたくなって冷蔵庫を開けたらコップに茶色い液体があったので、時期的に妻がそろそろお茶を冷やしてくれたんだと思い、一気飲みしたらシイタケの戻し汁だったという思わせぶり優しさトラップにハマり、シラフで初めて吐いた、分譲担当「T」です。(そのあと、床掃除命令と勝手なカンチガイだと叱責されたのは言うまでもナシ・・・(´;ω;`)
今回はマンション設備の中でも改修費用高額ランキングで1位・2位を争うであろう機械式駐車場の裏の顔に迫ります!!
マンション駐車場の実態
マンション総合調査によると、駐車場のあるマンションが全体の88.5%、駐車場のないマンションが全体の6.7%と、分譲マンションのほとんどで駐車場設備を保有しています。
利用者の使い勝手の面では平面式駐車場が機械操作や待ち時間などの不便もないことから魅力がありますが、マンションは立地の良さから比較的都心部にある事が多く、都心部では敷地確保が難しかったり、地価が高かったりとどうしても機械式駐車場に頼らざるを得ない事も多くあります。
機械式駐車場の維持管理と費用
◆保守点検の必要性
機械式駐車場の点検は、エレベーターと違い法定点検ではありませんが、機械に不具合があっては重大事故を引き起こす可能性があるので、管理組合としては定期的な保守点検はやはり必要となります。
◆排水ポンプの設置と点検も必要
駐車場本体だけではなく、駐車場の下にある排水ピットの清掃や排水ポンプの設置と点検も定期的に実施する必要があります。地下ピットには雨天時に水が貯まるとポンプが作動して水を排水する構造になっています。この排水ポンプが作動しないと地下にある車両の水没事故などに繋がります。こちらも法的な制限がなくても、安全運転を確保するために専門業者のチェックは欠かせません。
機械装置老朽化への備え
機械式駐車場は専門業者による点検等の維持管理費以外に、ある程度年数が経過すると主要部品交換による高額な出費やどんな機械装置にも必ず「老朽化による機械の全体改修」がやって来ます。
このように経年と共に次第にジワジワと会計を圧迫してくることが予測される駐車場設備に対しては対応策を予め考えておくことが大切です。
長期修繕計画を参考にマンションの資金計画を早期に見直し、駐車場設備の維持管理のために必要な資金算出と居住者の敷地内駐車場需要を比較をして、今後も安全運用をしていくのか、それとも資金調達を懸念して機械式駐車場を廃止するのかを検討していく必要があるでしょう。
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