あまり知られていない設備の話

オミクロン株が大流行の今、普通の「のど風邪」にかかり4日間床に臥せた管理部の河村です。(とんだお騒がせヤロ―ですっ)

先日、マンションの点検中に屋上で雨でもないのに、水が流れた後を発見し、その原因を辿ると…

これなにっ？漏水してる！
消火補給水槽にもつながってるみたいだけど・・・消防設備かな・・・？

いやいや、これは吸排気弁という設備で、給水配管が負圧になると多量の空気を吸込み、負圧を解消して給水先からの逆流を防止してるんだよ！(突然の小芝居)

はぁ？

ですよね、良く分かりませんよね・・・
もう少し分かりやすく・・・

増圧給水方式の際に設置される器具で、建物の通る竪管の最上部に設置いたします。水と一緒に空気も配管を通ってきてしまう為その空気を吐き出すという役割と、配管内が真空状態にならないように先程の役割とは逆に必要な空気を吸う役割を果たす器具となっています。

分かります？
分かりませんよね？
分からなくていいんです！

何の役に立ってるか分からんけど、必要な設備なんです！

分かりやすく例えると、ファンキーモンキーべイビーズのDJケミカル的存在です。
(キャ～！ケミカル最高～！)

そんな吸排気弁が故障してしまうと、部屋内に空気が入ってきてしまいウォーターハンマー等の原因になってしまいます。
（ウォーターハンマーとは、配管内に空気が溜まり、水を使用する度に配管が空気により振動を起こし異音が発生してしまう現象です。）

今回は、そんな吸排気弁から漏水が見つかりましたので修理をさせて頂きました。