売却方法は、仲介と買取どちらを選ぶべき?②
不動産の売却方法には、「仲介」と「買取」の2種類があります。と以前のブログ(11/8)で記事にし、その記事で「仲介」についてのメリット・デメリットの説明をしました。
今回はその続きで、「買取」についてのメリット・デメリットをご説明させて頂きます。
買取のメリットは物件をすぐに処分しやすいこと
買取は、「急いで確実に物件を処分したい」という方と相性の良い選択肢です。
ただし、仲介に比べて、売却価格が安いデメリットがありますので、慎重に判断することが重要です。
メリットとデメリットの詳細を見ていきましょう。
[買取のメリット]
・すぐに処分できる
買取の最大のメリットは、不動産会社が提示した査定価格に売り手が納得すれば、即座に契約が成立することです。
ただし、「査定額が安すぎて納得できない」などの理由から、結局のところ、仲介を利用することもあります。
・内覧の手間がかからない
一般的に仲介で住宅を売却する際は、売主が住んでいる状態で内覧を行います。
複数の知らない人に家の中を見せなければなりませんが、買取の場合は内覧をせずに物件を処分できます(不動産会社の査定訪問はあります)。
買取のデメリット
・仲介に比べて売却価格が安い
一般的に、買取を利用して物件を売却すると、仲介に比べて2〜3割以上安くなります。
その理由は、物件を購入した不動産会社がリノベーションを行ったり、買い手を見つけるために人件費や販促の費用がかかるためです。
買取業者の中には、売主が処分を急いでいることに付け込み、不当に安く買い叩くところもあるので注意しましょう。
仲介と相性が良いのは駅近や築浅などの好条件の物件
ここまでお話ししてきた内容をもとに、仲介と買取それぞれに適したケースを具体的に考えてみましょう。
仲介が適しているのは、ある程度の期間や手間がかかっても構わないが、できるだけ高値で物件を売却したい場合です。
特に、以下のような好条件の物件は需要があるため、仲介を選ぶことをおすすめします。
・駅近物件
・築浅物件
・好立地の物件
ただし、好条件の物件でも販売価格を相場より高く設定してしまうと、買主が見つからないこともあるため注意が必要です。
適正な販売価格を設定するためには、以下の3つのポイントが参考になります。
・類似物件の過去の取引データ
・物件の資産価値(土地や物件の価格、築年数など)
・経済や不動産市場の動向
買取と相性が良いのは築古や人口減少などの悪条件の物件
買取は、仲介では買主がなかなか見つかりにくい以下のような悪条件の物件と相性が良いと考えられます。
・築古で傷みが激しい物件
・自殺や孤独死の現場となった事故物件
ただし、これらの悪条件の物件でも好立地の場合は、仲介で買主が見つかるケースもあります。
少しでも高く物件を売りたい方は、まずは、仲介業務に力を入れている不動産会社に相談してみましょう。
ここでお話ししたように、仲介と買取は「どちらが良い悪い」というものではありません。
売主様が重視される点(例:高値で売りたい、または早く売りたい)や、物件の状況(例:好立地物件、または事故物件など)に合わせて適切な選択をすることが重要です。
なお、物件の売却を依頼する不動産会社には、以下の3つのタイプがあります。
①主に仲介業務をしている
②主に買取業務をしている
③仲介と買取両方の業務をしている
売却で成功するには、目的に合ったタイプの不動産会社を選ぶことも大事です。
当社は主に①の仲介業務を行っています。できるだけオーナーの期待に沿った売却活動を行っていますので、価格査定等はお気軽にご相談ください。
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