玄関扉の取替について
こんにちは。先日、妻と我が子がハイハイレースに参加した時の動画を見ましたが、スタート地点でギャン泣きしている我が子が可愛すぎると親ばか中の分譲担当Nです。
泣きながらもしっかりゴールしている姿に誇らしく思います。今後の成長が楽しみです。
さて、今回は玄関扉についてです。
一般的な分譲マンションの場合、玄関ドアについて専有部分と共有部分の範囲は以下のように分けられます。
・玄関の外側(室外側):共用部分
・玄関の内側(室内側):専有部分
・玄関の錠:専有部分
玄関扉は、個人で変えることは出来ず、管理組合として取替える必要があります。
1戸だけ変えることはあまりなく、全戸分変える事が多いです。今回僕が担当しているマンションでも全戸分取り替える事となりました。
玄関扉を取り替える際に、大変なこととして、デザインや色の豊富さがあげられます。玄関扉は外観の影響を受けやすい事から、自分の好きなデザイン、好きな色を選べず、組合で1つに絞る必要があります。
今回は理事会である程度絞って頂き、アンケートにて決めて頂きました。
取替検討時期の目安
玄関扉の耐用年数はおおよそ25年が目安とされています。毎日使用するモノなので、徐々に老朽化もしていきます。ドアの開け閉めがしにくくなったり、閉めていてもすき間風が入ってきます。
1戸の玄関扉に不具合がある場合は、遅かれ早かれ同様の症状が他の部屋でも起こる可能性があるので、全戸変えることをおすすめします。
取替えるメリット・デメリット
以下の様なメリットがあります。
・断熱性・遮音性・防犯性の向上
・マンションの資産価値の向上
最新の玄関ドアは、地震の際の変形による閉じ込めを防ぐ為の対策や、高い防犯性を備えています。震度6弱の地震が発生した時に、枠に圧迫されて玄関ドアが開かなくなった結果、地震による閉じ込めが起こる恐れがあります。日本は地震の多い国なので、大地震への備えは家族の命を守るために重要です。
国交省の長期修繕計画のガイドラインにも記載があるように多くのマンションで玄関扉を組み込んでいるマンションが多いのではないでしょうか。
反対にデメリットとしては金額が高い事があげられます。
1枚20万円から25万円くらいかかります。戸数が多いマンションであれば1000万円は超えてくると思われます。長期修繕計画に予定したからと言って、すぐ取替を行える金額ではないので、総会やアンケートでどれだけの方に不具合があるか、取替を希望されているか把握してから進めていくのがいいかもしれません。
まとめ
マンション全体での玄関扉の取替は金額が高いですが、取り替える事で付加価値の高い最新設備の玄関ドアへ生まれ変わります。玄関ドアが劣化してきた、不具合が起きている、防犯性を高めたいなど玄関ドアの交換を検討されている方は管理会社や管理組合に相談し、全戸で取替検討を行うことが良いと思います。
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