電子ブレーカーの実力とは?
皆さん、こんにちは!分譲担当Nです。先日近くの公園にお花見に行ってきました。 満開の桜の下で息子の写真を撮ったり、屋台でご飯を食べたりと充実した1日を過ごせたので、また頑張ろうという気持ちになれたかなと思います。公園内で鳥や動物を飼っており小さい動物園の様な公園だったので、子供が大きくなったら連れていきたいです。来年も花見を楽しみたいですね。
ただ楽しい事ばかりではなく、嫌なお話ですが、今年5月で政府が実施している電気代の緩和政策が終了するとの事なので、また電気代が高騰するかもしれません。これから暑くなりクーラーに頼る生活が始まる前なのでしんどくなりますね。
そこでマンションの電気料金削減として活躍するかもしれないのが電子ブレーカーになります。
電子ブレーカーは低圧電力(エレベーター・給水ポンプ・機械式駐車場など)における電気使用量の削減ではなく基本料金の削減が出来ます。
電子ブレーカーとは
従来の電力ブレーカーは契約容量を超えた電流が流れると遮断する仕組みですが、電子ブレーカーは実際に流れる電流値とその時間をCPU(中央処理装置)で制御することで、規定以上の電力を使用した場合でもすぐに遮断されず、適切なタイミングで電気の遮断を行うブレーカー。
また、JIS規格の許容最大まで使用できるように作られているため、設備の稼働状況を測定し、最適な電子ブレーカーを設置することで、電力会社との契約容量を変更でき、電気の基本料金を削減することが可能となっています。
多くのマンションが負荷設備契約と言って、低圧電力の出力を足した合計で契約容量が決められていますが、電子ブレーカーを設置することで、主開閉器契約に変更することができます。主開閉契約とは、電子ブレーカーの低格電流に基づいて容量を変更できます。
デメリットは?
電子ブレーカーは大きく電気料金を削減することができる反面、メインブレーカーとして電気引込盤に設置する必要があるので、ブレーカーが壊れた場合、エレベーター・給水ポンプ・機械式駐車場が止まってしまいます。
時間帯にもよりますが、緊急対応が必要になり、長時間電気が使えないなんてこともあるかもしれません。
ただ設備の保証期間は10年程ある業者もありますので、ご安心できるではないでしょうか。
またメインブレーカーから電子ブレーカーを切り離すことでひとまず電気は使えるようになるとの事でした。
まとめ
導入してすぐに効果を発揮してくれるメリットもありますので、低圧電力の電気料金が高いマンションなのであれば、一度検討しても良いのではないかと思います。
弊社で提案した物件では3年で償却ができる試算がされているので、施工費、部材共にそこまで高いものではありません。
機械式駐車場があるマンションだと更に電子ブレーカーの力を発揮してくれます。
また何か新しい設備の導入をするときはご報告します。
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