生きていたんだよな、と感じた出来事
こんにちは。分譲担当の村上です。今年最後のブログです。
振り返れば今年は、業務への取り組み方が去年とは比べ物にならないくらい変わったのが
自分の中では大きな変化となりました。一気に担当物件を引き継ぎ大変でしたが逆境は人
を強くさせるのは間違いではなかったのかなと思います。(が、最初の方はひたすらに大
変でしたよ)
また、今年は新たに人とのつながりもでき、非常に有意義な一年だったと感じておりま
す。
さて、今回も前回と同じく担当物件でのトラブルです。
入居者から「木が倒れている」と連絡があり、半信半疑で現地に行った時のお話です。
(※以前、植樹についてはブログで紹介をしていますので重複する部分もあります。)
ー植樹の倒木についてー
マンションに到着し現場の確認。ホントに根元から倒れていました。
その日は、週末で気温も一気に下がってくるとの予報で、風もかなり強く冬の天気模様そ
のものだったのを覚えています。
大きい国道沿いと言う事もあり、倒木に拍車がかかったのでしょうか。
樹木の高さは3m弱はあり、歩道の通行をやや妨げる形で倒れていましたので、邪魔にな
らない部分に移動。
なんだか切なくなりました、あいみょんの「生きていたんだよな」が脳内再生されまし
た。
後日、気付いたのですが、この物件は毎年植栽剪定を弊社で実施しており、去年は葉っぱ
が付いていましたが、今年は一切付いておらず、剪定後にその報告を受けていたなぁと。
もしかすると、イタズラで除草剤など撒かれたか、そもそも植樹の寿命だったか、土壌に
何かしら原因があるのか・・・
どうあれ、限界だったのではないかと思います。
尚、業者に画像を送り植樹の状態を確認してもらったところ、完全に枯れてしまっている
ので埋め戻しても意味がないとの回答でした。
ー倒木に至る原因とは?ー
倒木に至るケースは色々とあるみたいですが、その一例を挙げてみました。
・病害虫による腐朽や幹の部分の空洞化
・適切な剪定によらない箇所からの腐朽菌の侵入等
・植栽スペースの狭小問題(根系の生育に関与)
・支柱の不適切な施工
今回の直接の原因ではなかろうかと思われる風。
風の力は「繁茂した樹冠に作用」すると。枝がしなることで力を逃がそうとする働きがあ
りますが、同時に樹木全体にも力が加わる為、その時の樹木の状態(腐朽や劣化の進行程
度)や土壌の状態(例えば大雨の後では含水率が高いなど)で変わります。
また、倒木した植樹は枯れていたこと。
弱点として、枯れ枝は生きた枝に比べると強風等が無い状態でも落枝の可能性があり、次
第に風に対する抵抗力もなくなるとういうことです。
上記内容はほんの一部ですが、その原因には樹木の種類や土壌、気象条件、生育環境によ
り異なります。
ー対策についてー
すぐにできるもの、もしくは日頃からの注意で出来る内容ですが、一つ目は樹木の様子の
確認。これは実際に木の幹を叩き音を聞いて空洞化していないか、揺らしてぐらつきがな
いかなどです。何にせよ普段から樹木の「状態」を気に掛けてあげる事です。
二つ目は、物理的に固定する。主に支柱などで補助することが挙げられますが、天気が荒
れ強風が見込まれそうなときは有効な方法だそうです。
個人的に、景観面ではあった方が良いと思うが、その後の「維持」という点からすると、
無くてもいいのかなと?そして植樹について一体どれくらいの入居者が日頃から関心を持
っていたかなどを考えると実際は少数なのではないか?!(決めつけはダメですね)
今回の件について、植樹のあった場所の活用方法については、管理組合との相談になっ
てくると思いますのでその対応を進めていく予定をしております。
関連した記事を読む
- 2024/11/20
- 2024/11/15
- 2024/11/11
- 2024/11/05