賃貸管理って何してるの？

皆さん、こんにちは。中京ハウジング(株)の東原です。

最近、自主管理しているオーナー様から、「今まで自分で管理をしてきたのだけど、年も取ってきて、子供も別の仕事に就いているので、そろそろ管理をお願いすることを考えたいな。ところで、管理って何をやってくれるの？」っといったような相談がありました。

今日は改めて、賃貸管理会社の仕事についてご説明させていただきます。

　賃貸管理業務は、国土交通省の「賃貸住宅標準管理委託契約書」をみると、大きく分けて、①契約管理業務、②清掃業務、③設備管理業務の３つがあります。

　この３つについて、それぞれご説明させて頂きます。

　契約管理業務の内容は、主に下記の通り３つに分類され、それぞれ次のような業務を行います。

Ａ〔会計業務〕    

■賃料等の請求及び徴収

■未収金の督促

■月次清算報告書の作成及び報告 

Ｂ〔運営調整業務〕

■仲介業者への入居者募集依頼

■近隣または入居者間の苦情相談及び対応

■建物・設備等の苦情相談及び現状確認

■各種苦情相談等に関する貸主への報告・協議

■定期巡回による保全管理

■修理・工事等の手配

■賃料滞納その他契約違反者に対する法的手続きの助言、弁護士の紹介、連絡

■諸官庁届出事務の代行

■関係書類の保管

Ｃ〔解約・明渡し時業務〕

■明渡し時の意思の事前確認（解約申込書の受領）

■退去者への解約清算書の作成及び報告

■退去者への敷金の返還代行

■原状回復に関する助言

■明渡し（退去）に伴う修理・工事等の手配

　清掃業務は基本的に次のように共用部分と屋外の清掃を、予め定められた日程に行います。

■掃き掃除

■拭き掃除

■ガラス拭き

■排水口掃除

■金属磨き

■ごみ収集所掃除

　なお、頻度や仕様は建物の規模によって変わってきます。また入居者のマナーが悪ければ、緊急で対応する場合もありますが、通常は別途費用がかかります。

　設備管理業務は、法律や条例で義務付けられている点検を主体に下記のような業務を行います。

■建物の外観目視点検

■屋外施設の点検

■電気設備の点検

■給排水設備の点検

■消防設備の点検

■エレベーターの点検

　以上が賃貸管理会社の主な業務となりますが、この中であっても業務範囲はそれぞれの会社によって異なるようです。

　当社では、CPM（米国不動産経営管理士）による投資分析や、相続対策専門士によるアドバイスも随時行っており、単なる賃貸管理からオーナー様の資産管理会社を目指し、資産運用のお手伝いをさせて頂いています。資産管理会社にご興味あるオーナー様は、いつでもお気軽にご相談下さい。