大規模修繕工事とは?
こんにちは。新人の村上です。
3月に入ったある日の朝、鼻をかんだらとうとう鼻血が出ました。
これは毎年恒例僕の中での花粉の本格的なシーズンの到来を告げるイベントです。
要は、鼻のかみ過ぎで鼻の粘膜が弱くなって起こる、と昔医者から言われたことがある
ので、今年もこの時期来たわぁ~って感じです(笑)
鼻セレブ買わねば…
はい、というわけで今回は “大規模修繕工事” ってなに?ということで見ていきまし
ょう。
ー大規模修繕工事の意味とは?ー
戸建住宅はもちろん、マンションなどの建物や設備は年月と共にいろいろな箇所が劣化し
てきます。
マンションの建物としての寿命は60年以上とされていますが、定期的に点検や修繕を行
わなければ建物を維持させていくことは難しいようです。 そこで、居住者が安全かつ快
適に、より長く住み続けるための環境を維持していくために欠かせないのが大規模修繕工
事です。
建物や設備の劣化状況に応じて回復を図るための修繕、及び建物の資産価値の維持や設備
等の性能向上を目的とした改修工事のことで、一般的に10~12年周期で実施していきま
す。
ーどの箇所や項目をチェックしていくの?ー
専有部、つまり部屋の中以外の場所はその対象になると考えて大丈夫です。
※マンションによってその対象範囲が異なることがあります。
外装や共用部分の修理
外壁や外廊下及び、タイルのつなぎ目などの補修の他、共有部分となるベランダや手すり
の補修、塗装、床の防水、床のシート貼りなどが挙げられます。
その時の状況で駐車場設備の修理、セキュリティ設備、エレベーターなどの修理なども実
施するかどうかで修理に含まれてきます。
外壁洗浄
外壁は雨や風の影響で、ホコリ、排気ガス、サビ、カビ、苔、雨だれ等の汚れがどうして
も付着してしまいます。 これらを放置しておくと、美観が損なわれるだけでなく、外壁が
劣化してしまう恐れがあり、建物の資産価値も下がってしまいます。汚れは外壁の耐久性
を低下させ、ひび割れや変色などを引き起こします。そして最悪の場合は、雨水が浸入し
建物内部を劣化させてしまうことも…
外壁塗装
大規模修繕においては、外装修理や外壁洗浄と同様に外壁塗装も重要な工事とのことで、
外壁の塗装が劣化すると防水及び断熱機能が低下します。
この作業は外壁洗浄と一緒に施工することが多いようです。
防水工事
外壁同様に雨ざらしの環境にあるマンションの屋上やベランダも、劣化しやすい箇所で
す。これらの場所も共有部分のため修繕の対象になります。防水機能が低下すると、階下
への水漏れなどが懸念されます。
他にも、気になる箇所や管理組合からの要望等により上記以外での追加工事やグレードア
ップ等の工事もあるようです。
ー大規模修繕工事にかかる費用ー
大規模修繕費用は、マンションの管理組合が作成した「長期修繕計画」に基づき算出され
ます。 従来のマンションでは、居住者が毎月修繕積立金を積み立てて、それを費用とし
て蓄えておきます。
また費用は、工事内容及び劣化状態、工事の範囲(面積)によって変動する他、実施され
る地域、地方と都心ではまた違ってくるようです。
工事にかかる費用総額は、1,000万円~3,000万円が目安となっているようですが、住宅戸
数や工事内容によっては3000万円以上になることも珍しくありません。
弊社管理物件ではこの金額よりも高いところもあります。
ーまとめー
大規模修繕工事は、マンションなどの集合住宅において住居者の快適性や安全性を確保
し、なおかつ建物の資産価値を維持するために行うための工事です。
僕も昔マンションに住んでいたことがありますが、まさか積立金なるものがあって、それ
が工事に使われて~なんて知りませんでした。
共同住宅でありながら自分たちの資産であり戸建てとは違って、つい人任せにしがちな側
面もあると思いますが、大規模修繕工事を控えている若しくは、工事真っただ中の方は関
心をもって見てみるといいのではないでしょうか?
というわけで、今回は “大規模修繕工事” について書いてみました。
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