「マンション管理適正評価制度」について②
管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
2022年がスタートして早1ヶ月が経過しようとしております。
オミクロン株の感染急拡大により、愛知県にもまん延防止等重点措置が適用されております。
新型コロナ感染者が身近にも出た話もちらほら耳にするようになりました。
一人一人ができることは限られておりますが、引き続き感染対策に気を付けながらあと一息(?)がんばりましょう!
さて以前のブログで紹介致しました「マンション管理適正評価制度」について、一般社団法人マンション管理業協会(管理協)より最新情報が公開されましたので改めてご紹介致します。
※詳しく知りたい方は管理協HPを参照下さい。(http://www.kanrikyo.or.jp/lp/evaluation/index.html)
1.「マンション管理適正評価制度」の目的
管理不全によりスラム化したマンションの老朽化問題等を受け、「マンション管理適正評価制度」を通して定期的に管理状態をチェックし、マンションの管理・運営・資産価値の向上を図ることを目的としている。
2.「マンション管理適正評価制度」とは
マンションの管理状態や管理組合運営の状態を6段階で評価し、インターネットを通じて情報を公開することで、市場価値(売買・流通・融資・保険等)向上に期待する制度
3.評価基準
マンション管理状態を以下5つのカテゴリーに分類し、ソフト面とハード面の両面から、30項目について現状を評価し、6段階でマンションの管理状態を評価(評価の有効期間は1年間)
(1)管理体制
管理者の設置/総会の開催、議事録の作成/規約の整備状況
(2)管理組合収支
管理費会計の収支/修繕積立金会計の収支/滞納管理費等への対策/修繕に関する資金計画の状況
(3)建築・設備
法定点検の実施/長期修繕計画の有無/修繕履歴の保管
(4)耐震診断
耐震診断の実施の有無/耐震診断の結果、改修/計画の予定の有無
(5)生活関連
設備等異常時の緊急対応/消防訓練の実施/防災マニュアル等の整備状況
4.制度活用のメリット
1年ごとに管理状態をチェックすることにより、以下メリットが期待できる。
●管理組合の目標設定や運営がしやすくなる
●1つ1つの課題に取り組み、改善していくことで、管理の行き届いた状態を長期的に維持することができる
●管理状態の最新の情報を発信することで、市場での評価が期待できる
●適切な管理を維持することで、リセールバリューの向上も見込める
5.登録・申請
マンション管理組合からマンション管理会社へ登録申請し、管理協指定の講習を修了した管理業務主任者、マンション管理士((仮称)維持修繕評価者)が管理状態をチェックし、評価結果の登録を行い、管理協のサイトにて公開される。
注)登録・申請には総会決議が必要(総会前に事前評価推奨)
登録・申請は別途費用が必要
1年ごとに更新が必要
(仮称)維持修繕評価者の認定講習は本年2月以降予定
以上、「マンション管理適正評価制度」の最新情報をご案内いたしました。
本制度によって管理会社の役割がこれまで以上に期待される立場になることを改めて肝に銘じ、社員一同業務に邁進してまいります。
マンション管理に関するご質問、ご相談等ございましたら弊社までお気軽にお問合せ頂ければ幸いです。
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