マンションにおける生活音について
管理スタッフのFです。
今年も残り1か月余りとなりました。
少し今年を振り返ってみると、コロナ禍で外出を自粛されて家で過ごす時間が多かったこともあってか、生活音に関する苦情や相談が少し多かった気がします。
そこで今回は、以前にもマンションで多いトラブルとして紹介した生活音の注意点等を簡単におさらいしようと思います。
『マンションで生活音を完全に防ぐことは困難⁉』
マンションは、コンクリート建造物ですが、床や壁を伝わる生活音を完全に防ぐことは困難です。
音は階下や隣戸はもちろん、上階にも伝わります。
自分では気にならない音が、他人には非常に不愉快な思いをさせることがあります。
お子さんが遊ぶ音に注意しましょう
小さな子供が室内を走り回ったり飛び跳ねたりする音は、周辺住戸に伝わってトラブルになりがちです。
フローリングの場合は、特に注意が必要です。
※床にマットやカーペットを敷くのも一つの方法です。
ピアノやステレオは窓を閉めて使いましょう
ピアノやステレオは、日中に窓を閉めて使用し、深夜や早朝の利用は控えて下さい。
ピアノやステレオ機器を備える場合は、床にマットやカーペットを敷き、壁面から少し離して置いたり、カーテンを厚手のものをするなどして、振動や音漏れを最小限に食い止める配慮をお願いします。
家具の移動音も響きます
家具を動かす音も、思った以上に響きます。
※特にフローリングの場合は、椅子などの脚部に引きずり音防止材(フェルトシートなど)をつけて音を抑えましょう。
深夜の入浴や洗濯は控えましょう
深夜の入浴や洗濯機の音は、パイプやダクトを伝って周辺住戸に響きます。
※夜遅い入浴や洗濯は控えましょう。
パーティーなどは早めに切り上げましょう
ホームパーティー時には、窓や出入口を閉めて音が漏れないよう配慮し、夜も早めに切り上げましょう。
”まとめ”
上記の対策をしても生活音を完全に防ぐことは困難です。
最終的には人と人の間のことなので、一番の解決法は人間関係を良くすることなのです。会うたびに、『わが家は子どもがいますが、うるさくないですか?』とか『音楽が響いていませんか?』など声かけをして関係性をつくっておけば、トラブルになる前にお互いに気遣いができます。
原始的な方法ではありますが、きちんと近隣へのあいさつを行うことがトラブルを避けるうえで重要なカギとなります。騒音トラブルといっても、感情的な要因が関係しているものもあるため、日頃から信頼関係を築いておくことが大切です。
お互いの顔がしっかりと見えていることで、多少の生活音に対する不快感は和らぎます。そのため、音が伝わりやすい上下階や両隣の人との関係は、普段から大事にしておきましょう。
関連した記事を読む
- 2024/11/25
- 2024/11/20
- 2024/11/15
- 2024/11/11