台風シーズン前なのに・・・?!
先日の将棋界を驚かせた藤井三冠による偉業をニュースで見て、愛知県民という共通点だけで何となく「地元の星」的な気分になってた、分譲担当「T」です。(あなた、将棋ファンでも、瀬戸出身でもないよね?・・・(*´з`))
今回は大雨や長雨による影響として他スタッフも呟いていますが、私からも初めて経験した事例をひとつ紹介したいと思います。
ここ最近は毎年“前例のない異常気象による被害”というワードを日本全国で耳にしますが、今年も台風シーズン前であるお盆期間に1週間程続く長雨があり、機械式駐車場地下ピットに設置してある排水ポンプへの電気配線が漏電し、排水ポンプの電源が入らなくなるという事案が発生しました。
大雨・長雨時は排水設備が命!!
大雨が降ると道路脇にある側溝やマンホールから水が吹き上がる映像がよく報道される事があると思いますが、町全体で想定されている排水設備容量を上回る量の雨が発生すれば排水が間に合わず当然溢れてしまいます。まさに「想定外」です!
機械式駐車場も同様で地上から流れ落ちてくる雨が排水ポンプの排水容量を上回れば、物理的に地下ピットへ水が溜まりますので、大雨時には注意しなければなりません。
排水ポンプが正常稼働している状態でも注意しなければならないのに、ナント今回は排水ポンプの電源が入らず全く稼働不可な状態となったので、もう気が気じゃありません!!最悪な場合、地下ピットに駐車してある車が水没する可能性もありますから!(;゚Д゚)
埋設配線 ➡ 露出配線へ!!
マンションの配線や排水を通す配管は、新築時に地中や壁中へ埋設して設置されている事が多いですので、もし配線や排水管に不具合があってもピンポイントで故障箇所を目視する事ができず、調査や修繕に時間や手間がかかりとても厄介です。
計画的な改修工事なら地面や壁を掘って原因を探し、中身を直してまた元に戻すという工程を踏みますが、今回は可及的措置が必要でしたので、既設の埋設配線を直すのではなく露出配管を新設し別ルートで電気配線を引き直すという方法で対処しました。
基本的には原状復帰が原則だと思いますが、時と場合に因っては荒療治なスピード勝負も大切で、管理会社として管理組合様へ「現状報告→危険性や緊急度の説明→修理提案理由」をいかに分かりやすく報告する事が重要であるか貴重な経験となりました。
なにより無事、台風シーズンが到来する前に地下ピットを正常な状態にすることができて、ホッと一安心です♪
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