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2020年06月27日
賃貸経営まめ知識

賃貸募集の現場が変わっていく!?

新型コロナウィルスの影響もあり、賃貸募集の現場が急速に変化してきています。

今日のブログは、マンションオーナー様との不動産のIT化についての対談をご紹介させて頂きます。

~お客様(借主)に選ばれるために~

司会 大家さんのお部屋をお客(借主)様に見つけてもらう手段と、契約を終えるまでの手順が変わりそうです。

  昔 部屋を探す人は、住みたい場所に行って不動産会社を訪ねたものです。そのうち雑誌が主流になり、本屋で賃貸情報誌を買って物件を探す時代になりました。

  さすがに大家歴30年のFさんですね(笑)。そこから西暦2000年に入るとインターネットの部屋探しが始まり、いまやネット全盛の時代です。

  これからはどうなるのですか?

  今までの変化は、お客様が情報入手する手段の変化でしたね。これからは現地確認や契約の手段が変わっていくそうですよ。

  現地確認の何が変わるのですか?

  VR(バーチャル・リアリティ)といって、現場に行かなくても、室内が立体的に見られる技術が進化しているのです。

 A 僕も試したことがありますが、ゴーグルを付けて、上を見ると天井が、下を見れば床が見えて、左を向けば左側の部屋や設備が見えるので、とても面白かったですよ。

 Y 本当にリアルに観られるのですね。ではこれからは、お客様は部屋を見ないで決めるようになるのですか?

  いや、いくらテクノロジーが進んでも、現実に見えるモノとは違いますし、共用部分や回りの環境は確認できませんから、お客様はVRによって内見する物件を選択し、そのあと現地に行くのは変わらないと思います。ただ、遠隔地の方や時間のない方はVRを観ただけで決めるというケースは増えると思います。

 Y 写真や間取図で判断していたものがVRに移り変わっていくということですね。でも、最後は現地で確認するなら、そこから先は今までと同じではないですか?書類に書き込むという「紙と手作業」は変わらないのでしょ?

  いや、これから変わろうとしているのは、お申し込みから契約までの手順のようです。まず入居申込みはインターネットで可能ですし、「重要事項説明書の交付」というのは、対面せずに行える「IT重説」という方法がすでに進んでいます。最後は、賃貸借契約の電子契約化ですね。

  賃貸借契約の電子契約って何ですか?

 D 簡単に言えば、インターネットなどを使って締結する契約です。賃貸借契約でも導入の動きが昨年から始まっていますね。

 K 法律的に可能なんですか?

 D Kさんが心配する通り、法律面でクリアすべき箇所はあるようです。借地借家法や宅地建物取引業法などに「書面によること」みたいな記述がありますから。でも数年後には確実に進んでいくようですね。

 Y 契約とか不動産会社にお任せですが、大家にメリットはあるのですか?

  お客様の内見から契約完了までの時間が短縮されますね。お申し込み後のキャンセルも少なくなるでしょう。紙を残さないので手作業が減るし、保存などの管理が楽になりますね。何十年分のデータもすぐに探せます。

  テクノロジーについていけないですよ(笑)「なりすまし」や「改ざん」のリスクはどうですか?

  ちょっと難しい話ですが「電子署名とタイムスタンプ」という技術で「誰が・いつ署名したのか」がすぐに分かるらしいです。

  僕らの賃貸経営にどんな影響があるのでしょう?

  大家や不動産会社が楽になるというより、お部屋探しのお客様に選ばれる、という視点が大事ですよね。賃貸借契約は申し込みから契約まで2週間かかるというのは長すぎです。メールや電話や郵送や来店という面倒な作業が大幅に減って、期間も短くなるなら大歓迎だと思います。

  お客さんに選ばれるためには必然、ということなのですね。とは言っても、不動産会社さんの方で進めることなので、僕たち大家は受け身の立場です。提案されたときに「昔ながらの紙じゃないとダメ」なんて言わないようにしましょう。

  ウチの親父は言いそうですけどね(笑)

  やはり、勉強してる管理会社さんが頼りになりますね。

司会 テクノロジーの進化に、大家さんも対応していく必要がありますね。

この記事を書いた人
東原 相信 トウハラ ソウシン
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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