宅配ボックスの必要性について
こんにちは。分譲担当の村上です。
仕事に復帰して2か月が経ちましたが、もう健常者となんら変わらないくらいにはスタス
タ歩いています。
皆さん、私が骨折していたことを忘れている頃合いじゃないでしょうか?!
そう、人は忘れる生き物なのです。生存していくために不必要なことは忘れていくように
できているらしいですよ。そして、歩けることの喜びを今日も噛みしめております!!!
さて、今回は担当しておりますマンションで先日、宅配ボックスリニューアル工事が完了
したのでご紹介になります。
リニューアルすることになった背景に、既設宅配ボックスのメーカーが宅配ボックス事業
から撤退したことにより、今後不具合等への対応が出来なくなる為、管理組合様にはこの
度、リニューアルについてご検討していただきました。
今回、検討理由としては上記内容ですが、物流業界で問題視されている点についても少し
触れながらのご紹介です。
ー2024年問題とはー
ニュースなどでよく耳にするようになった「2024年問題」とは、働き方改革法案により
ドライバーの労働時間に上限が設けられることによって生じる物流・運送問題の総称で
す。長時間労働が常態化していた物流・運送業界での労働時間が制限されるため、ドライ
バー一人当たりの走行距離が短くなり荷物が運べなくなると懸念されています。
そもそもドライバーの労働時間が長時間化していた背景として、若手不足やコロナ禍から
の非対面による荷物の受け取りが可能なEC(インターネットショッピング)の増加が
あげられます。
ー置き配についてー
上記状況へ対応する為、政府は物流革新に向けた政策パッケージを発表し、その中の
ひとつに「置き配ポイント」があります。
これは通販等で買い物をする際に、配送の条件を「置き配」に指定するとポイントを付
与するというもので、これによって再配達を減らし、ドライバーの労働時間を減らそうと
いう試みです。
この置き配には宅配ボックスへの配達も含まれるので、今後宅配ボックスの需要はさら
に高まると予想されるそうです。
またこの6月に標準管理規約改正の発表があり、置き配に関する使用細則を定める際のポ
イントについても発表がありましたので、今後はマンションとして置き配への対応につい
ても検討していく必要が出てきそうです。
前置きが長くなりましたが、お披露目です。
既設ボックス位置にすっぽり入る形で新しい宅配ボックスが収まりました。(当該箇所に合うよう作られたオーダーメイド品です。
以前の宅配ボックスには無かったSMSやLINEでの荷受け通知や滞留通知、遠隔解錠、盗
難補償など細かい部分で保証や機能が充実しました。
ー宅配ボックスの在り方についてー
物流業界の社会背景を考えても、「宅配ボックスが備わっていれば付加価値が付く」とい
う考えだけではなくなってきているのではないでしょうか。
宅配ボックスは入居者にとっても、社会にとっても重要な役割を持つ設備になってきてい
ると思います。
ただ、個人的に思うのが年齢層が高くなるほど通販など利用する頻度が少ない、もしくは
宅配ボックスなんて無くても問題ない!という方が多いのかなぁ~?と勝手に思っていま
す。人にもよると思いますが…(偏見でしょうか)
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