『2023年を振り返る』
管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
いよいよ2023年も終わろうとしております。
コロナも5類に移行し、ようやく以前の日常を取り戻しつつある1年だったと感じます。
個人的には中学校のクラス会があり30数年ぶりに会う友人や恩師との再会に非常に心躍らせた年でもありました。
さて昨年に引き続き今年も1年を振りかえった私の感想を述べたいと思います。完全たる私見となりますのでご容赦下さい。
2023年を振り返った感想としては、『漏水事故の多発』『物価上昇』を痛感した1年でした。
1.漏水事故の多発
何といっても今年は元旦からの漏水事故対応(正確には大晦日からですが…)から1年がスタートしました。
色々な悪い状況が重なり、発見時には被害が拡大している状態でした。
その他、リフォーム工事の施工不良が原因による漏水、配管破損による漏水、給湯管(銅管)のピンホールによる漏水、埋設管破損による漏水、入居者の不注意による漏水、謎の湧き水…等々、様々な漏水事故が発生いたしました。
毎年、少なからず漏水事故は発生するのですが、今年は特にそれが多く感じられた1年でした。
リフォーム工事の施工不良や入居者の不注意による漏水事故は別として、マンションの経年に伴う漏水事故の発生は今後益々リスクが増加するものと思います。
漏水事故が発生した場合に備えて、ほとんどのマンションでは共用部マンション保険に加入されていると思いますが、経年による事故発生率が上昇することで保険料も年々値上り傾向にあり、管理費会計(通常会計)を圧迫する要因ともなっています。保管会社によっては“引受不可”となるケースもあるようです。
漏水事故が発生する前に予防保全として提案できる対策方法等がないか、今後も常にアンテナをはってより良い提案が出来るよう努めたいと思います。
2. 物価上昇
今年は皆さまも感じている通り、物価上昇を真に感じた1年でした。
分譲マンションでは提案から発注を行うまで、理事会を経由し総会での承認が必要となることから、どうしても1案件の検討に時間を要することとなります。
これまでは半年前の見積でも問題なく同金額で発注出来ていたものが、今年は3ヶ月前の見積では発注時には有効期限切れで引受出来ませんと断られるケースもありました。
大規模修繕工事も同様で、設計監理会社がこれまでの経験則、昨今の物価上昇を加味して計上した予算を上回る工事金額となったケースもありました。
原材料費や輸送コストの上昇に併せて、コロナ明けでの発注過多、人件費の値上り、人材不足等も影響したようですが、今後この値上り状況が落ち着くのか見通しが立たないようです。
こうした物価上昇や人件費の高騰を受け、弊社管理物件でも管理人業務費や日常清掃費等の値上げをお願いせざるを得ない状況となった物件もかなりの件数となりました。
3.最後に
2023年の総括として、上記のような漏水対応や各種作業の値上げ交渉等に追われた1年であったと感じます。
ありがたいことに新たに弊社に管理を委託頂いたマンション(管理組合)もございました。
自主管理を行っていた高経年のマンションでは、入居者の高齢化により将来的な管理運営への不安があり、ご相談頂くケースも増えております。
このような状況のなか、多くのお客様にご理解ご協力を賜り何とか無事一年を締めくくることが出来そうです。誠にありがとうございました。
2024年も同じような状況は続くと思われますが、より高いレベルでお客様のお役に立てるよう、社員一同鋭意努力してまいりますので、引き続きご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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