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2020年04月16日
賃貸経営まめ知識

賃貸経営も「AI」と「IoT]が必須となる!?

「AI(エーアイ)」「IoT(アイオーティー)」という横文字をご存知ですか?何やら難しい言葉に思えますが、この新しい技術が賃貸経営の中にも入ってくる気配です。

「IoT(アイオーティー)」


 「IoT(アイオーティー)」は「モノのインターネット」と訳されますが、この説明ではよく分かりませんね。そもそもインターネットはコンピューター同士を接続する技術でした。パソコンやスマホやタブレットがインターネットでつながって、音声だけでなく画像や映像などを瞬時にやり取りできることが便利で発展してきました。フェイスブックやラインを活用されている大家さんも多いと思います。それに対して「IoT」では、すべての「モノ」がネットに接続される、というのです。たとえばTVCMで、スピーカーに「ただいま」と話しかけると電気がついたり、「いってきます」と話すと消えたり、外からエアコンの電源や温度を操作するシーンをご覧になったことがあると思います。この設備はインターネットを介してつながって作動しているのです。

 30年前の賃貸住宅の設備といえばエアコンくらいでしたが、いまや生活に便利な設備、インターネット設備、セキュリティ設備など、一般の住宅と変わらないレベルを借主が求めるようになりました。「賃貸だから我慢して暮らす」という発想ではなくなっています。同じように、この革新技術にも借主の要望が高まると予想されます。募集時の「差別化」や「強み」となる訳です。

賃貸経営の課題を解決してくれる!?

 さらに「IoT」は借主に便利を提供するだけでなく、これからの賃貸経営の課題を解決してくれる可能性もあります。たとえば一人暮らしの高齢者は今後の賃貸経営の大きな課題です。空室が問題となっていく中で高齢者の入居希望は増えていきますので、マーケットとして無視できなくなります。仮に、一人暮らしの高齢者の入居を断っても、いま入居している世帯がやがて高齢化していきますから、賃貸経営で高齢者問題は避けることができません。この独居高齢者の対策として「IoT」の技術が注目されています。ずいぶん前ですが「象印」の宣伝で、母親がポットを使うことで息子が安全を確認できるシーンがありましたが、ポットだけでなく窓やドアや照明器具や鍵などの設備が一人暮らしを見守ることも可能になりました。24時間も電灯がつかないと、管理会社や家族にメール通知してくれたり、電気の使用量に異変があるときにもメールで知らせるサービスも始まっています。この「IoTの見守り設備」を使うことで、高齢者マーケットを視野に入れることができるようになるかもしれませんね。

 高齢者だけでなく賃貸住宅のセキュリティ面でも「IoT」が役に立つようになります。エントランスやエレベーターホールや各室の玄関前で、危険な事態を察知してアラームを鳴らしたり通報することで事件を防ぐこともできるでしょう。電灯などの設備があるところなら、どこでも「IoT」技術を活かすことができます。監視カメラもこれからは、記録するだけでなく警報と通知するという機能も持つ訳ですね。部屋の鍵もインターネットとつながって出先から施錠・開錠することが可能になっていますので、そこで暮らす入居者も安心できます。

 技術が進化して需要が多くなれば価格も下がっていきますので、賃貸経営としても活用しやすくなるのではないでしょうか。大家さんが意識しなくても、これからの賃貸経営に「IoT」が浸透していくようです。

 では「AI(エーアイ)」はどうでしょうか?この革新技術と賃貸経営については、また別の機会にレポートいたします。

この記事を書いた人
東原 相信 トウハラ ソウシン
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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