電力契約会社の変更って大丈夫??
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
最近ゲレンデに行っても午前中しか体力がもたないのに、娘たちにデキる父像を見せつけるべく一日券を買うがいつも後悔&反省を繰り返している、分譲担当「T」です。(分かってるけど、どーしても引けない時ってありますよね??)
さて2022年1回目という事で、今回はずっ~と気になっていたけど後回しにしてきたマンション共用部の電力小売り自由化について調べてみました。
そもそも電力の小売り自由化とは・・・
小売電気事業は規制緩和の結果、2016年に低圧受電の需要(家庭用等)の小売りが自由化され、全ての電力契約において電力会社が自由に選べる時代になりました。
まずは一般家庭への電力会社切り替えが可能となりCMなどの宣伝が頻繁に行われるようになっていきました。しかし当時マンション共用部に対して電力を供給する会社は少なく各ご家庭での検討案件という認識でしたが、5年が経った今ではマンション共用部への電力会社も増えてきており、管理組合として十分比較検討するに値する事案となっているようです。
電力自由化の前と後
簡単な概要は、図の一番上にある購入先(小売事業者)を自由に選べ、切り替える事ができるイメージで、各契約会社の料金プランに応じて請求を行う小売電気事業者が変わるだけとなります。
小売事業者を変更しても、発電や送電の会社が変わるわけではない為、停電が起きるような事態になった時は今までと同じ配送電会社が動くことになっています。
主な懸念事項
・切り替えに伴う設備工事が大掛かりになるのでは?
→停電を伴う様な工事は低圧・高圧共に発生しません。電力メーターをスマートメータ ーと呼ばれる通信機能を持ったものに取り換えるだけで、一般的には地域の電力会社が行い作業費用などは発生しません。
・停電が増えたり、電気が不安定になったりするのでは?
→電気を送る電線や設備はこれまで通り地域の電力会社(中部電力等)の設備が使われます。万が一発電量が不足した場合でも、地域の電力会社が不足分を補う仕組みの為、停電になったり供給が不安定になったりすることはありません。
・契約した後に新しい電力会社が倒産したらどうなるのか?
→仮に切り替えした後に新会社が倒産したからといって停電になることはありません。万が一小売電気事業者が倒産・撤退した場合は、セーフティネットとして最終的な電気の供給を実施することが地域の電力会社(中部電力等)に義務づけられています。その場合でも地域の電力会社が設定している標準的な料金メニューで電気の供給を受けることができます。
《まとめ》
まずは現契約会社の契約内容を変更する事で支出削減ができるかを確認すると同時に現契約に期間縛りがあるか?中途解約の場合に違約金が発生するのか?も確認していつが契約変更のタイミングなのかを把握しながら、今後参入してくる企業の割引率が高いのか機を逃さない様しっかりアンテナを張っていく事が重要だと感じました。
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