身の回りの照明器具は大丈夫?!
こんにちは!新人の村上です
入社から半年が経ち、すっかり季節も変わり社内の雰囲気にも慣れてきた頃
(だと思いたい)ですが、たまにやってくる事務所内のシーンとした時間がまだまだ苦手
なお年頃です。
大規模修繕工事の業務も3物件ほど入っており、圧倒定経験値不足の僕にはけっこう大変
じゃないか?!と感じており内心大丈夫なのか心配ですが、逆境が人を強くさせると信じ
て大先輩の指導の下、引き続き業務に当たっていく所存でございます!
さて、今回は “照明器具について” です。
先日、管理物件で設備の点検で巡回したときに共用廊下の天井照明が切れかかっているの
を見つけ、管球の取替をしても点灯しないということがありました。
さらに別の持ち合わせの管球で取り替えても点灯しないじゃないですか。
なんとなく器具自体がおかしいのかな?とは思ったものの、報告案件だと思い、部長に連
絡して対応して頂いたところやはり器具自体に問題があるだろうということ。
なんと26年も前のものだということが判明しました。
そりゃ“照明器具さん”も不機嫌になりますよね(;´・ω・)
ー照明器具の寿命についてー
照明器具は使用年数に伴い、外観に影響はなくても電気回路や配線部品などの電気絶縁
物の劣化に伴い、10年を過ぎると故障が急に増えるそうです。
安定器
蛍光灯照明器具の内部にある機械部品。蛍光灯ランプなどの放電を安定させるために使わ
れる電気装置のこと。つまり安定器は照明器具の心臓部です。
安定器の寿命
安定器の平均寿命は、使用期間40,000時間を目安に設計されております。 1日10時
間点灯した場合、約10年。一般社団法人 日本照明工業会ガイドでは、耐用の限度を1
5年としています。
設置して10 年経つと、外観に異常が無くても内部の劣化は進行しているそうで、製造か
ら15年以上経過した照明器具は、内部の安定器が絶縁劣化によって発煙する事故や、コ
イルの異常発熱による断線、漏電火災などの原因となります。
ー照明器具の使用期間の確認方法ー
では、現在使っている照明器具はいったい何年経っているのか?
確認方法は、照明器具についているラベルをチェックします。
製造ロットが不明の場合のほとんどは10年以上前の器具の可能性が高いため、速や
かに交換することをおすすめします。
ラベルが見つからない場合や、不安な場合はメーカーなどに問い合わせてみましょう。
ー照明器具等の劣化事例ー
これらは器具不良や耐用年数を超えての使用に伴う劣化症状の一部です。
また、一番左側の写真は先日現地で確認した照明器具で、電極部分の黒化が始まっている
ようで、その結果オレンジ色に光っているものだと考えられるそうです。
ー現状の把握をしっかりとー
照明器具を清掃は、劣化を早く知るためにもとても重要です。
照明器具本体やカバーだけでなく、ランプもきれいにしてあげましょう。
ランプは点灯による発熱で汚れが付着して落ちにくくなる部分でもあり、ほこりが付着し
ている部分は、ランプから放熱しきれなかった熱が集中するため寿命の低下にもつな
がるとのこと。
またセルフでチェックできる項目として↓
・スイッチを入れてもたまに点灯しないときがある
・プラグ、コード、または本体を動かすと点滅する
・プラグ、コードなどが異常に熟い
・こげくさい臭いがする
・点灯時に漏電ブレーカが動作することがある
・コード、ソケットおよび配線部品に傷み、ひび割れ、または変形がある
一例ではありますが、これらの症状が確認されるようであれば器具の確認をしてみてもい
いかもしれませんね。
ーまとめー
照明器具には寿命がある事。適切な使用方法でもその頻度や年数により、内部に劣化が生
じ、いずれは壊れてしまうこと。
僕も今回のようなことに遭わなければ照明器具の寿命について考えることもなかったでし
ょう。そして、当たり前ですが寿命があるんだなということ。よくよく考えれば分かる事
でも普段の生活で照明器具の寿命について考えるわけもないですし、球切れしたら取り替
えればオッケーだ、くらいにしか考えていませんでした。おそらく大多数の人がそうだと
思います。
比較的新しい物件であれば問題ないかと思いますが、気になる方は照明器具の製造年や器
具自体の状況を確認してみてはいかがでしょうか。
以上、簡単ではありますが “照明器具について” 書いてみました。
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