エレベーター利用中に地震が発生したら⁉
管理スタッフのFです。
東日本大震災から10年、最近でも福島や和歌山で最大震度6や5弱の地震がありました。
マンション等で地震にあった場合、エレベーターを使用せず階段で避難することは皆さんもご存知だと思います。
これは、地震発生後にエレベーターが動いても、地震感知センサーの働きや、停電・故障などで緊急停止し、エレベーターに閉じ込められる恐れがあるからです。
では、エレベーターを利用中に地震が発生した場合、どのような行動を取れば良いのでしょうか。
揺れを感じたら行先階のボタンをすべて押す
揺れを感じると最寄階で自動的に停止する安全装置がついたエレベーターもありますが、利用中の方もご自身で “すべての” 行先階ボタンを押し、最初に停止した階で降りてください。
※2009年以降に竣工したエレベーターは、地震などによる揺れを感知すると、最寄りの階で自動停止する機能が備えられています。
もしエレベーターに閉じ込められたら⁉
エレベーターは内側からは開きづらいので、無理に扉を開けようとしたり、天井から脱出しようとするのは大変危険です。エレベーターには必ず外部と連絡がとれるような装置(インターホン・非常ボタン)が付いていますので、それらを利用して管理センターへ状況を正確に通報し、救助を待ってください。
もしインターホン・非常ボタンが通じない場合は、携帯電話で管理センター、又は消防・警察へ通報してください。
※助けを呼ぶため叫び続けると、いたずらに体力を消耗してしまいます。扉の外に人の気配を感じたら、怪我をしないようカバンなど固い物で扉を叩くなど、なるべく体力を消耗しない方法で、存在を知らせましょう。
参考:エレベーター復旧優先順位
① 閉じ込めが発生している建物【閉じ込め救出を最優先】
② 病院等、弱者が利用する建物【けが人等の対応が急増する建物】
③ 公共性の高い建物【各行政から災害対策本部等に指定される建物】
④ 高層住宅(地上高さ概ね高さ60m以上)【一般の建物と比較し、生活に大きな支障の起こる可能性が高い建物】
⑤ 一般の建物
「一般社団法人日本エレベーター協会」より
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