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2021年02月11日
賃貸経営まめ知識

マンションの設備は家主の負担と責任です

自主管理をされている大家さんの中に、マンションの設備でも、「入居者が使用していて故障したので、入居者の負担で修理するのが当然だ。」と思っている方が少なからずいるようです。

給湯器の故障

 当社のスタッフブロブでもご紹介させて頂いておりましたが、最近の寒さからなのか、給湯器の調子が悪くなりことが多くなり、取替の対応をさせて頂いてます。そんな事からか、私が入社した二十数年まえの昔の事を思い出しました。

 築15年ぐらいのマンションに引っ越してきたA氏は住み始めて5年目ぐらいで、部屋の給湯器の調子が悪くなり、シャワーの温度が高くなったり低くなったりしていたようです。A氏は社会人で日中は会社員として働いていたため、なかなか管理会社の弊社に連絡できなかったのですが、冬の寒いある日、とうとうお湯が出なくなってしまったのです。

 お湯が出なくなった連絡を受けた若い頃の私は、すぐにオーナーと連絡をとり、「20年ぐらい使用している給湯器なので修理出来ません。取替をお願いします。」と依頼しました。この物件のオーナーは建築関係のお仕事をされていた方なので、すぐに手配して頂き、入居者から連絡をもらった翌日には、新しい給湯器に取替が完了しました。

  ここまでの対応は、大変スムーズにでき、入居者にも感謝してもらったのですが、後日オーナーから電話が。。。

費用は誰が払う?

 数日後、オーナーから「この前の給湯器の取替の件だけど、15万円だったからAさんに請求書を送るので払ってもらうように伝えておいて」との電話が!

 私はびっくりして、「給湯器はマンションの設備なので、オーナー様に負担して頂くものだと思うのですが。」と答えると、オーナーは「俺が使って壊れたわけじゃないのに、どうして払わないといけないんだ。」と怒りだしてしまったのです。しまいには「Aさんの使い方が悪くて壊れたんだ。」と言い出してしまいました。

 最終的には、法律やいろいろな事例を時間をかけて説明させて頂いたので、渋々ではありましたが、何とかご理解頂きました。でも、昔はそれがまかり通っていたと思うとびっくりしました記憶があります。

エアコンは?

 さすがに最近のオーナー様は、給湯器の故障は家主の負担で取替することにご理解して頂いていますが、自分が住んでいた分譲マンションの1室を初めて賃貸に出すオーナー様は理解されていない方もいらっしゃいます。

 あるオーナー様が、今まで住んでいたマンションから引越しすることになり、そのマンションを賃貸に出そうとしていた時のお話です。

 「このエアコンは新しいけど、次の家ではサイズが合わないから残していくよ。エアコン付き方が借りてる人も喜ぶよね。」とそのオーナーが言うので、私は「そうですね。でも、このエアコンが故障した時は、オーナー様が新しいエアコンを手配して頂けますか?」と聞くと、オーナーは「それは入居者が使って壊れたんだから、入居者の責任でしょ。」と言うのです。

 こんな話は1度や2度ではありません。その度にマンションの設備として貸すのなら、オーナーの負担となりますし、修理、取替の対応をしたくないのであれば、このエアコンはお部屋の設備ではなく、「残置物」として貸さなければいけない事を説明させて頂きます。

 分譲マンションの1室を賃貸する場合に、そこを曖昧にすると後々にもめ事になってしまうので、注意が必要です。当社では、1室からの賃貸管理も行っております。賃貸に出すこと検討されているオーナー様は、中京ハウジング(株)までご相談下さい。

この記事を書いた人
東原 相信 トウハラ ソウシン
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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