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2020年08月27日
賃貸経営まめ知識

繁忙期の空室対策 ②

 昨日からの続きです。繁忙期に合わせた空室対策についてご説明させて頂きます。

空室の供給量が多い

 空室の供給量が多い繁忙期の2番目の着目点は「空室の供給量が多い」ということです。この供給が多い中で、入居希望者にオーナーの物件に目を留めてもらう必要があります。

 そのためのインターネットでの物件の見せ方に「仕掛け」が必要です。インターネットで目を留めてもらうにはまず写真です。同じような室内写真でも、白い無地のクロスの壁と、一面だけでも鮮やかなカラーや模様が用いられているクロスでは注目度が違います。

 家具や家電が設置してあるのも印象的です。もし「ペット可」の条件なら、室内で遊ぶペットの写真が使われていた方が目に留まるはずです。ペットと散歩に行ける公園があるなら、その写真があった方が注目してくれます。

 セキュリティ設備が付いているなら、光回線のインターネットが使えるなら、エアコンが設置されていたり自転車置き場が用意されているなら、一発で分かる写真を用意すべきです。

 入居希望者は大量の物件情報を、数秒単位の時間で「飛ばし見」します。その中で目立つ工夫が、特にこの繁忙期には必要なのです。

入居希望者は「決め急いで」いる

 繁忙期の3番目の着目点は「入居希望者は決め急いでいる」ということです。繁忙期の入居希望者は、制限された時間の中で部屋を決めなければなりません。「3月には入居しなければならない」という事情があるからです。そのために、部屋を見た「その日」に決める人も少なくありません。だから「仕掛け」が必要なのです。

 「2月中に決めてくれたお客様に限り・・」とか「3月15日までに決めてくれた方に限り・・」のような特典を用意します。たとえば「家具・家電をプレゼント」とか「初月の家賃は100円にします」とかです。私の知り合いのオーナーさんは近くに親戚のクリーニング屋さんがあったので「クリーニング代を1年無料」と謳っていました(月5千円が上限でしたが)。借主にとって5千円相当のサービスが、オーナーにとっては身内なので2、3千円の出費で済むというのがミソです。これらの仕掛けを、ネットや店頭の広告で打ち出すのではなく、室内に掲示しておいた方がインパクトがあります。

 あるいは、最後の口説き文句として営業スタッフに「すぐに決めてもらえたらオーナーに交渉して・・」と切り出せるカードを渡しておく、という方法もあります。お客様が「決め急いでいる」時期だから「すぐに決めたら得をする」という特典が効果があるのです。

 繁忙期の特徴は、短期間に、大量の空室が供給され、大勢の入居希望者が動くということです。その入居希望者には時間の制約があります。これらの特性を活かした「空室対策」は考えればまだまだあるはずです。

 来週は「閑散期の空室対策」について説明しますので、お楽しみに。

この記事を書いた人
東原 相信 トウハラ ソウシン
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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