分譲マンションの相談事例
管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
初夏に入り、気温も上がり気持ちの良い時期となりましたが、新型コロナ対策でのマスクが暑い…
この先、盛夏に向けてどうしたら良いのか…
夏用の涼しいマスクって無いものですかね。(でも、通気性の良いマスクでは本末転倒になってしまいますね…)
さて今回は、長年マンション管理の仕事をしていると、色々なご相談を頂きます。他のスタッフブログでも紹介しております、分譲マンションの相談事例の中で、「漏水」や「騒音」とは違った、ちょっと変わった内容のものをご紹介致します。
ちょっと変わった相談事例
ある年のお盆休みの事、休みを利用して北陸の知人宅へ遊びに行っていた際、携帯電話に着信がありました。
何か緊急事態か?恐る恐る電話に出てみると、自分が担当する管理マンションの入居者様からの相談のお電話でした。(以下「相談者」とします。)
相談者:「お休みのところ申し訳ありません。どこに相談したら良いのかわからずお電話してしまいました。」
私 :「何かありましたか?」
相談者:「5階の共用廊下で亀が歩いています。」
私 :「亀!?」
相談者:「亀です。どうしたら良いでしょう。」
私 :「・・・」
これまでの自分の経験則を基に名探偵Oの推理が始まります。
・5階の廊下を歩いていていたということは、おそらく外部から侵入した野良亀ではなく、同マンション内のお部屋で飼われていた迷い亀である可能性が高い。(犯行は内部関係者か!?)
・よほど根性のある亀以外は、階段を使って他のフロアから移動してくる事は難しいと考える。(1フロアに限られる密室事件か!?)
上記推理より以下結論を導き出す!
【結論】5階のどこかのお部屋で飼われている迷い亀の可能性が高い!(仰々しく言うほどの事ではありませんね…)
この時は自分も遠方におり、直ぐに対応する事が難しい状況でありましたので、相談者様とご相談させて頂き、次の対応を協力頂く事ができました。(相談者様がとても優しい方で助かりました。)
対応1)5階フロアへの声掛けを行って頂く
⇒ お盆休み中でもあり不在宅が多く、飼い主の特定には至りませんでした。
対応2)生き物だからそのままにしておくこともできない為、相談者様から、飼い主が見つかるまで迷い亀を預かって頂けるとの提案があり、貼り紙にてその旨のアナウンスを行う
⇒ 後日、飼い主が名乗り出てこられ、迷い亀は無事飼い主の元に戻りま した。(めでたしめでたし)
「管理業」は「サービス業」
私たちは「管理業」は「サービス業」だと考えております。
上記相談事例のように、本来の管理業務ではない事案の相談を頂く場合もございますが、入居者様がお困りで管理会社を頼って相談して頂いた以上、何か力になってあげたいと考えてしまうのが「人」だと思います。
その際は優しく「お願い」をして頂けますと、担当も気持ち良く助力させて頂く事ができます。
「言い方」ってとっても大事ですねよ。中には高圧的に「命令」してこられる方もございます。そのような場合は契約業務外としてお断りさせて頂きたくなるのも「人」だとご理解頂ければ幸いです。
「人と人との繋がり」を大切に、コミュニケーションをとっていく事で円滑な管理運営が行えると信じてこれからも日々精進してまいります。
マンション管理でお困り事等ございましたら、中京ハウジング㈱までお気軽にご相談下さい。
余談となりますが…
今回記事にしました「亀」に関する有名な昔話で「浦島太郎」はご存じかと思いますが、この「浦島太郎」のその後のお話ってご存じですか?
諸説あるようですが、玉手箱を開けておじいさんになってしまった浦島太郎は「鶴」となり、乙姫は「亀」に姿を変えて「蓬莱山」という仙人が住む理想郷へ旅立ったとの事です。
一説によると、ここから「鶴と亀」は縁起物であるという風習が広まったともいわれているそうです。
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