蛍光灯の種類を知ろう「 FL・FLR・FHFの違いと特徴 」
こんにちは。建物管理部のTです。
マンション共用部や建物内で使われている照明には、見た目が似ていても種類の異なる蛍光灯があります。代表的なものが「FL」「FLR」「FHF」です。今回はそれぞれの違いや特徴について、簡単にご紹介します。
まず「FL」は、最も基本的な直管形蛍光灯です。ラピッドスタート式ではなく、点灯時にグローランプ(点灯管)を使用するタイプが多く、昔から住宅や小規模施設で広く使われてきました。構造がシンプルで器具も比較的安価ですが、点灯に少し時間がかかり、寿命や省エネ性能は現在の照明と比べると控えめです。
次に「FLR」は、ラピッドスタート形蛍光灯です。グローランプを使わず、専用の安定器によってすばやく点灯するのが特徴です。点灯までの時間が短く、頻繁にオン・オフする場所でも使いやすいため、共用廊下や事務所などで多く採用されてきました。ただし、FLとは使用できる器具が異なるため、ランプ交換時には注意が必要です。
最後に「FHF」は、高周波点灯専用形蛍光灯です。インバーター式安定器を使用し、高効率で明るく、省エネ性能に優れています。従来の蛍光灯よりも消費電力が少なく、寿命が長いのが特徴で、近年の建物では主流となっていました。明るさも安定しており、快適な照明環境を保ちやすい点がメリットです。
現在はLED照明への切り替えが進んでいますが、既存の建物ではFL・FLR・FHFといった直管蛍光灯が今も使用されています。しかし、直管蛍光灯については、2027年末をもって製造および輸出入が禁止される見込みとなっており、今後は入手が難しくなることが予想されます。そのため、球切れ時の対応や、将来的な照明設備の更新について、早めに検討しておくことが重要です。
マンションの共用部照明は、日常生活の安全性や快適性に直結する設備の一つです。照明の種類や特性を理解し、計画的にLED化を進めることで、維持管理の負担軽減や省エネ効果も期待できます。今後も建物の状況に合わせたご提案と、安心してお使いいただける環境づくりに努めてまいります。
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