受水槽の給水方式のご紹介
こんにちは。管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
さて今回は、一般の方にはあまりなじみはないかと思いますが、ちょっと専門的な分野のお話しで、マンションなどで使われる受水槽の給水方式について解説したいと思います。
特に「ボールタップ方式」と「FMバルブ方式」の違いを中心に、FMバルブ方式におけるボールタップ制御とセンサー制御の両方式も含めてご紹介します。
■ 受水槽と給水方式について
受水槽は、建物に供給される水を一時的にためておくためのタンクです。
このタンクに水道から水を供給する仕組みが「給水方式」で、どのように水位を監視・調整しているかがポイントになります。
(1)ボールタップ方式
◉ 仕組み
昔ながらのシンプルな方式です。
トイレのタンクのように「浮き玉(ボールタップ)」が上下することで、水の出入りを自動的に調整します。
◉ 特徴
【メリット】構造が単純で故障リスクが比較的低い
【デメリット】水位制御の精度がやや粗い/摩耗により水漏れリスクあり
(2)FMバルブ方式
FMバルブ方式は、水道本管の圧力変化を検知して給水のオン・オフを切り替えるバルブ制御方式です。
バルブの開閉指令の仕組みによって、以下の2種類に分類されます。
① ボールタップ式FMバルブ
◉ 仕組み
FMバルブの開閉指示をボールタップで行う方式です。
ボールタップが下降するとFMバルブに「開」信号を送り、一定の水位で「閉」信号を出します。
◉ 特徴
【メリット】既存ボールタップ式の延長で導入可能
【デメリット】センサー式に比べると水位管理の精度はやや落ちる
② センサー式FMバルブ
◉ 仕組み
こちらは、水槽内の水位を水位センサーで監視し、電気信号でFMバルブを開閉する方式です。
より高精度で静音・省エネに優れています。
◉ 特徴
【メリット】高精度、省エネ、静音、アラーム対応
【デメリット】初期費用が高め、保守に専門性が必要
■ まとめ
給水方式にはさまざまな種類があり、設備更新や改修の際には、建物の規模や運用コスト、保守体制などをふまえた検討が必要となります。
FMバルブ方式は近年主流となりつつありますが、ボールタップ制御型とセンサー制御型では性能にも違いがあります。
給水トラブルを未然に防ぐためにも、定期点検は必須となりますので、点検の際の参考情報としてご活用いただければ幸いです。
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