タバコの煙に困っています…
こんにちは!分譲マンションの管理担当をしております、Nです。
今回は、多くのマンションで共通のお悩みとなっている「喫煙トラブル」についてお話しします。特に増えているのが、「バルコニーでの喫煙による煙やにおいの苦情」です。
実際にあったご相談
最近、あるマンションの居住者様からこんなご連絡をいただきました。
「上階の方がバルコニーで喫煙していて、煙やにおいが部屋の中に入ってきます。洗濯物にもにおいが移ってしまい、とても困っています…。」
ご相談者さまのように、受動喫煙やにおいによるストレスを感じている方は少なくありません。
バルコニーは「共用部分」です
「自宅のバルコニーだから自由に使っていい」と思われがちですが、実はバルコニーは 『共用部分』にあたります。
専有部分ではなく、「専用使用権が付いている共用部分」という扱いになります。
つまり、他の住民に迷惑をかけない使い方が求められるのです。
国のルールでも「共用部分での喫煙は禁止」
2021年6月、国土交通省の「マンション標準管理規約(単棟型)」が改正され、共用部分での喫煙が明確に禁止行為とされました。
「共用部分での喫煙、その他他の区分所有者等の迷惑となる行為をしてはならない。」
つまり、バルコニーでの喫煙も「迷惑行為」として扱われ、管理規約に基づいて対応が可能になったということです。
この改正の背景には、以下のような社会的な背景があります。
・ 受動喫煙による健康被害への関心の高まり
・ 住民間のトラブル・苦情の増加
・ 健康増進法の改正(2019・2020年)による、公共施設での喫煙規制の強化
こうした流れを受け、マンションでも喫煙に関するルールの明確化が必要になったのです。
トラブルを未然に防ぐために
当社では、喫煙によるトラブルを防ぐために、掲示物やお知らせによる注意喚起を行うほか、必要に応じて個別のご連絡などの対応を行っています。
ただし、覚えておいていただきたいのは、喫煙を完全にやめさせる法的な強制力は、管理組合にも管理会社にもないということです。
ルールに基づいた注意や協力のお願いはできても、強制的に禁止する権限は限られているのが現状です。
マンションは、さまざまな価値観を持つ方々が共に暮らす「共同の住まい」です。だからこそ、お互いに配慮し合う姿勢が何より大切になります。
タバコの煙やにおいに関するお悩みは、どのマンションでも起こりうる問題です。
「煙が室内に入ってくる」「洗濯物ににおいがついて困っている」など、
もし同じようなお困りごとがありましたら、まずはマンションの管理組合や管理会社に相談してみることをおすすめします。
多くの人が安心して暮らせる環境を守るためには、住民同士の思いやりと、ルールの見直しや周知がとても大切です。
私たちも、そうした住まいづくりに役立つ情報をこれからも発信してまいります。
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