『遠隔監視システム』について
一昔前は「お盆を過ぎると涼しくなる」と言われておりましたが、地球温暖化の影響か、まだまだ暑い日が続きますね。
50代を迎え外に出る際の日焼け対策を気にし始めた管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
(昔は「日本男児たるもの、日焼けなんか気にするかぁ!!」と考えておりましたが、シミ・そばかすが気になるお年頃です…)
さて今回は、管理組合と管理会社との管理委託契約内に『遠隔監視システム』という項目を見かけることがあると思います。
清掃業務や消防設備点検業務、給水設備点検業務等と比べて何をやる業務なのか分かりにくい部分でもありますので、この『遠隔監視システム』にスポットを当ててご紹介させて頂きます。(管理会社によっては『機械監視業務』や『24時間設備監視』等々表記がことなります。)
『遠隔監視システム』とは
エレベーターや給水ポンプ、消防設備などの重要なインフラ設備を専用の電話回線やモバイル通信、インターネット等を介して24時間遠隔で監視するシステムとなります。
最近では防犯カメラシステムにも遠隔監視を付帯したレンタル契約等も提供されていますので、いざ映像確認を行なおうと思った際にレコーダー異常により映像が記録されていなかったなんてことも回避が可能となります。
設備の異常を早期に発見し、迅速に修理手配ができるため、設備のダウンタイムを最小限に抑えることが可能となります。
『遠隔監視システム』のメリット
遠隔監視をマンションに導入することで、以下のようなメリットが得られます。
(1)コスト削減
遠隔監視システムにより、物理的な管理スタッフの常駐が不要となる場合があります。
特に不具合発生時、管制センターを持った提携会社(警備会社等)にて1次対応を取って頂けるため、管理会社フロントマンの負担軽減により、コストを抑えるメリットがあります。
(2)居住者の安心感向上
不具合発生時の迅速なトラブル対応が可能となることで、居住者の安心感が高まります。
これにより、マンションの価値も向上し、長期的に安定した居住者確保にも繋がります。
(3)効率的な管理運営
リアルタイムで設備の状態が把握できるため、無駄のない効率的な管理が可能になります。
異常の予兆を早期に発見し、予防的なメンテナンスを行うことで、トラブルの未然防止にも寄与します。
最後に
マンションにおける遠隔監視システムの導入は、管理業務の効率化と居住者の安心感向上に大きく寄与し、セキュリティの強化やコスト削減といった面でも、その効果が期待されます。
昨今の人材不足の問題や、働き方改革等の影響により、遠隔監視システムの導入有無によって、新規契約受付可否の判断材料となるケースもあるようです。
今後も技術の進化に伴い、さらに高度な機能が提供されることが予想されるため、マンション管理においても、遠隔監視システムの導入を積極的に検討することをお勧め致します。
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