マンション老朽化に伴う諸問題
こんにちは。分譲担当の村上です。
骨折してから屋内にいることが多く、外に出るたびにあたたかく…?!いや、夏じゃん!ってなって季節の移り変わりを感じています。骨折の経過ですが、徐々にではありますが良くなってきています。 普段の何気ない動作って、じつは奇跡の連続なのだと。人間の体ってホントにスゴイ! まだまだ元のようにとはいきませんが、リハビリ頑張りまっする!
さて、今回は以前、別のスタッフも紹介しておりました「マンションの老朽化」つまり高経年を指すマンションと、それを取り巻く今後の課題等について一部ご紹介できればと思います。
ーマンション老朽化の問題点ー
経年によりマンションが老朽化し、都度修繕していくか、建て替えか、売却をするのか。その場合の手続きは?といったマンションの老朽化問題は、たびたびメディアでも取り上げられ、今後の課題ではあるもののまだまだ充分に対策できているマンションが多いとはいえません。
築40年以上のマンションストック数は、2021年時点と比べると、10年後の2031年には2.2倍、20年後の2041年には3.7倍に増加する見込みです。年々、増加の加速率があがっていることもあり、マンションの老朽化問題は今後より一層深刻化することが推測できます。
ー老朽化により生じる問題とはー
マンションの老朽化に伴い生じる問題は、一言で片付けられない部分だと思います。
例えば、時代に合った設備を設置するなどの対策を行ってこなかったマンションは、経年とともに設備が陳腐化し、居住者のニーズに合わなくなります。(ネット回線や宅配ボックス等)
「マンションの老朽化」と調べると、本当にボロボロのいかにも人が住んでいなさそうなマンションの写真もありましたが、老朽化とはソフト・ハード面それぞれでの意味がありますので、何も外観の話しや、設備に限った話ではありませんよ。
今日までの業務を通して感じていたことの一つとして、居住者の高齢化です。 高経年のマンションの増加と区分所有者の高齢化を背景に、例えば相続等を契機として、区分所有建物の所有者不明化や区分所有者の非居住化の進行が懸念されたりと。
好ましくない例だとは思いますが、これらが招くことは管理組合としての機能に不具合が生じたり、円滑な運営ができないという事に繋がったりするのではないでしょうか。
ー計画的に、適宜、しっかり向き合うー
国としても2024年に区分所有法の改正を検討、進めるとしたうえで、「マンション老朽化」に対する対策として動いています。
例えば法改正がなされ議決要件が緩和されたとしても、自分たちのマンションに無関心で他人任せでは意味がありません。 今後必ず来る諸問題にしっかり向き合っていく必要がありますね。
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