『マンションの寿命』について
管理スタッフOです。(←イニシャルでオーです。)
2024年がスタートしました。皆様は今年の目標は立てられましたか?
私の今年の目標は『常に机の上を整理整頓する!』です!!(小学生みたいな目標ですいません…)
業務の効率化、業務に取り組む姿勢を今一度見直すための第一歩として掲げてみました。
約1ヶ月が経過しようとしておりますが、何とか継続できています。
これが恒常化するよう引き続き頑張っていきます!!
さて、今回は『マンションの寿命』についてです。
総会や理事会等で役員様とお話しさせて頂く中で、「マンションは何年まで使えるの?」というようなお話しを頂きます。一般的な事例としてマンションの寿命についてご紹介させて頂きます。
“物理的な寿命”と“経済的な寿命”
マンションの寿命は、“物理的な寿命”と“経済的な寿命”の2つに分けられます。
物理的な寿命
物理的な寿命とは、建物の構造や素材が劣化して、安全に住めなくなるまでの期間のことです。
国土交通省の調査によると、鉄筋コンクリート造のマンションの構造体の耐用年数は120年、外壁塗装などのメンテナンスを行った場合で150年とされています。
ただし、実際のマンションの寿命は、構造や素材だけでなく、メンテナンスの状況や立地条件などによっても大きく異なります。
メンテナンスが行き届いていれば、100年以上も住み続けることができるでしょう。
経済的な寿命
経済的な寿命とは、建物の資産価値がゼロになるまでの期間のことです。
国税庁の定める法定耐用年数は、鉄筋コンクリート造のマンションで47年です。
これは、減価償却によって建物の価値を47年かけてゼロにすることを意味しています。
ただし、経済的な寿命は、物理的な寿命よりも短い場合が多くあります。
これは、建物が古くなるにつれて、修繕費やメンテナンス費などのコストが増加するためです。
マンションを購入する際の注意点
マンションを購入する際には、物理的な寿命と経済的な寿命の両方を考慮することが大切です。
物理的な寿命が長くても、経済的な寿命が短ければ、修繕費やメンテナンス費がかさんでしまう可能性があります。
また、立地条件や周辺環境なども、マンションの寿命に影響を与えます。
交通の便が良く、生活に便利な立地にあるマンションは、資産価値が下がりにくい傾向があります。
マンションの寿命を延ばすためにできること
マンションの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装や防水工事、設備の点検、交換など、適切なメンテナンスを実施することで、建物の劣化を防ぐことができます。
また、マンションの管理組合がしっかりと機能することも重要です。
管理組合が積極的に活動することで、修繕積立金の積み立てや、修繕計画の策定などがスムーズに進みます。
最後に
マンションの寿命は、適切なメンテナンスや管理によって延ばすことができます。
修繕サイクルを出来るだけ伸ばす為に、不具合等が発生してから対応する事後保全も大切ですが、不具合が発生する前に早め早めに対応しておく予防保全により建物の寿命を延ばすことも大切です。
事後保全での対応でも支障のない設備や、予防保全で対応した方が将来的な修繕費用の抑制に繋がる設備等もありますので、管理会社として“お金の掛けどころ”を冷静に判断し管理組合への助言を行えるよう取り組んでまいります。
本年も中京ハウジング㈱をよろしくお願い申しあげます。
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