子どもの転落事故を防ぐために
管理スタッフFです。
朝晩も寒くなってきましたので、皆さん体調には気をつけていきましょう。
さて、マンションでの小さなお子さんの転落事故のニュースを皆さんも目にされたことがあるかと思います。ここ最近も何件かの転落事故のニュースを目にしました。
そこで今回は、子どもの転落事故を防ぐために「注意すること」や「出来ること」についてお話ししようと思います。
なぜ転落事故が起きるのでしょうか?
転落事故は、不幸な偶然が重なって起こってしまいます。
過去に起きた事故を見てみると、活動的になる2~4歳のお子さんの事故が多く、いくつかの共通点のようなものがあります。
・子どもだけで留守番をしていたり、保護者が別室にいるなど保護者の目の届かない時に起きている
・エアコンの室外機、イス、ソファ、バケツや植木鉢など足場になるようなものが近くにあり、ベランダの柵や出窓など小さなお子さんの背丈では届かないはずの場所で事故が起きている
・施錠していたにも関わらず子どもが自分で開けてしまったケースも含めて転落箇所の窓の鍵が開いていた
子どもが「寝ているから」「テレビに夢中になっているから」とすぐ戻るつもりでゴミ出しやちょっとした買い物を済ませに行ったりと、どこのご家庭でもありそうな状況で事故が起きています。
転落事故を防ぐために「注意すること・出来ること」
転落事故から子どもを守るには、保護者の目配りが欠かせません。また、子どもは日々成長しています。昨日までは開けれなかった鍵を今日は開けることができるようになっていたりします。「鍵を掛けているから」と安心してしまうのではなく、しっかり安全対策をとりましょう。
➀ベランダには物を置かない プランターや植木鉢、椅子、ひもで縛った新聞紙、ダンボールなどベランダには極力物を置かないようにしましょう。子どもは様々なものを踏み台にします。エアコンの室外機も手摺りから60cm以上離すようにしましょう。ベランダの奥行きがない場合は天井吊にするのも一つです。
②補助錠を付ける 窓を施錠していても油断は禁物です。子どもは日々成長していますので、いつの間にか鍵を開けれるようになっていることもあります。子どもの手の届かない場所に補助錠を取付けるようにしましょう。(一定以上窓が開かないよう固定するロックなども市販されています。)
③室内の窓の近くに物を置かない 子どもは、ソファやベッドなどの家具を足場にして、室内の窓から転落する可能性がありますので、窓に近い場所にもできるだけ物を置かないようレイアウトを工夫しましょう。
④子どもをひとりにしない 子どもをひとりにしたのがほんの数分でも、たとえ家の中に保護者がいたとしても転落の可能性はあります。小さな子どもは親御さんの姿が見えないと必死で探そうとするものです。子どもが目の届かない場所にいる時は、「この部屋で遊んでいるはず」「テレビを見ているはず」と思い込まず、頻繁に声をかけて子どもの不安を軽減する、居場所を定期的に確認するようにしましょう。 また、子どもが幼いうちは留守番をさせない方が安全です。子どもは親がいないと気づくと不安になって家中を探し回ります。窓などの鍵を開けたり、ベランダから外の様子をのぞき込んだりするかもしれません。
⑤ベランダでは子どもだけで遊ばせない 子どもは、外から聞こえてくる電車や車の音、家族や友達の声、犬の鳴き声などに反応し、音のする方を見ようとしてベランダから身を乗り出して転落することがありますので、ベランダで子どもだけで遊ばせないようにしましょう。 ※普段から遊んでいると、保護者がいないときでもベランダに出ることに抵抗がなくなることもあるので、注意が必要です。
まとめ
普段の生活の中で、一瞬たりとも子どもから目を離さないということには限界があります。
家の中にいても、「家事をしていた」「仕事をしていた」など、転落の兆候に気づけないことも考えられます。
ベランダなどからの転落事故を防ぐために、事前にポイントを知り、子どもの見守りと合わせて事故が起きない環境を作ることが大事です。
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