停電になったら⁉
管理スタッフのFです。
停電は地震や台風、落雷などの自然災害や様々な原因によって、全国のどこでも1年中発生する可能性があります。その影響は、一見、電気と関係ないようなことまでも。
マンションには、エレベーターや機械式駐車場、さらにオートロックドアや宅配ボックスなど、一戸建てには見られない電気設備がたくさんあります。これらに加え、夜間は真っ暗になったり、給水ポンプがあるマンションでは断水になるなど、生活への影響は計り知れないものとなります。
停電で何ができなくなるの?(住戸内編)
◆「水が出ない」「トイレの水が流れない」
マンションの多くは給水設備としてポンプを使用しているため、ポンプが止まって断水になる可能性があります。
断水になると、トイレの水が流せなくなります。
⇒いざという時のために、飲料水・簡易トイレの買い置き、水の汲み置きなどをしておきましょう。
また、断水時に水栓を開いたままにしておくと、復旧した際に水が流れっぱなしとなり、漏水事故の発生につながる恐れがあります。断水したら、全ての水栓を閉めるようにしましょう。
※断水終了後は、「にごり水」が発生する可能性がありますので、水道を使い始める際は、しばらく水を流してにごりを除いた上でご使用下さい。
◆「電気(照明)がつかない」
窓が無い部屋や共用部分の内廊下は、夜になると真っ暗になってしまいます。
⇒懐中電灯と乾電池を備蓄しておきましょう。
◆「ガスコンロが使えない」「ガス給湯器が使えない」
電気制御されているガス機器は使えなくなります。
⇒カセットボンベ式の簡易ガスコンロがあると安心です。
※停電中は換気扇が作動しませんので、ガスコンロ、ガスストーブ、石油ストーブなど換気が必要な機器を使用する際は、窓を開けるなど換気に十分ご注意下さい。
※ガス漏れ警報器も作動しませんので、換気が不十分ですと一酸化炭素中毒になるおそれがありますので、十分ご注意下さい。
◆「固定電話が使えない」
電源が必要な電話機は使えなくなります。
⇒外出先から電話する時は、これを踏まえ携帯電話にかける必要があることを覚えておきましょう。
◆火災にご注意!
電気ストーブやアイロン、ドライヤーなどの熱器具を使用していた場合は、そのままにしておくと、停電復旧時に火災の発生につながる恐れがあります。必ずプラグをコンセントから抜くかスイッチを切ってください。
※停電が解消された時の火災や事故を防止するためにコンセントから電化製品の電源プラグを抜いてください。
※停電中に出かける際には、分電盤のブレーカーを切ってから外出するとより安全です。(停電解消後は、ブレーカーを入れた後に機器のプラグを差し込んでください。)
※停電した時にパソコンを使用していた場合、停電から復旧する時に過大な電圧・電流がかかり、パソコンや周辺機器が故障する可能性があるため、一度作業をやめてコンセントから電源プラグを抜きましょう。
◆体調管理にご注意!
停電時は、エアコンや扇風機、電気ストーブなどの使用ができなくなります。
特にお子様や高齢者がいらっしゃる場合は、夏季の熱中症、冬の風邪などに十分ご注意ください。
停電で何ができなくなるの?(共用部編)
◆オートロックドア(電気錠)
停電すると施錠されたままになるものと、自動的に解錠となるものがあります。施錠されている場合はインターホン操作盤で鍵を回しても(非接触きーをかざしても)扉は開きません。
⇒ドア自体に鍵穴がある扉から出入りしましょう。
⇒オートドア(自動ドア)は、停電しても手動で開けることができます。
◆インターホン
集合玄関や各戸玄関からの呼び出しができなくなる他、館内放送もできなくなります。
◆機械式駐車場
車の出し入れができなくなります。また、地下ピット型の場合は、ピットに浸入した雨水を排水するポンプも停止してしまいます。
◆エレベーター
停電時には使用できなくなります。階段を利用しましょう。
万一、エレベーター内に閉じ込められた場合は、かご内にあるインターホンで通報し、外部と連絡をとって、技術員が到着するまで慌てずに待ちましょう。
※『停電時自動着床装置』がついている場合、バッテリー電源に切り替わり最寄り階で停止し扉が開きますので、速やかにエレベーターから降りましょう。
あらかじめ知っておくことで、できる対策もわかってきます。いつ、どこで発生するか分からない災害と停電。
自身や家族の身を守るため、停電対策に取り組みましょう!
関連した記事を読む
- 2024/11/25
- 2024/11/20
- 2024/11/15
- 2024/11/11