分譲マンションとインターネット（光回線）

管理スタッフのＦです。

近年、動画配信サービス利用者の増加、コロナ禍でのリモートワークやオンライン授業など、マンションでインターネットを利用する人や機会が増加傾向にあります。

そこで今回は、集合住宅でのインターネット（光回線）について紹介しようと思います。

集合住宅における光回線は以下の３つになります。

・ＶＤＳＬ方式

・光配線方式

・ＬＡＮ配線方式

マンションの共用スペース（MDF盤等）まで光ファイバーで光回線を１本引込み、共用スペースから各お部屋へは既設の電話回線（メタル線）を利用する配線方式。

・既設の電話回線を利用するため、ほとんどのマンションで導入が可能

・通信速度が遅い（下り最大速度100Mbps）※回線を共有している為、実際の速度は遅くなる

マンションの共用スペース（MDF盤等）まで光ファイバーで光回線を１本引込み、共用スペースから各お部屋へ光ケーブルを使用する配線方式。

・通信速度が速い（下り最大速度1Gbps）※回線を共有している為、実際の速度は遅くなる

マンションの共用スペース（MDF盤等）まで光ファイバーで光回線を１本引込み、共用スペースから各お部屋へはＬＡＮケーブルを使用する配線方式。

・ＬＡＮ配線方式のマンションは現在ほとんどありません

・ＶＤＳＬ方式と同じく通信速度が遅い（下り最大速度100Mbp）※回線を共有している為、実際の速度は遅くなる

マンションの光回線で多いのはＶＤＳＬ方式です。

新しいマンションでは最初から光配線方式が導入されている場合もありますが、光回線の一般向けサービスが始まったのが２００３年頃なので、築１７年以上のマンションではＶＤＳＬ方式である場合が多いです。

最近ではＶＤＳＬ方式のマンションでも、既設配管を利用して棟内への光ケーブルの引込みと各お部屋への引込みが可能な場合、光配線方式への機器更新や新たに光配線方式の導入が出来るケースもあり、弊社の管理物件でも、光配線方式への機器更新等を行った物件があります。（共用部分への光ケーブルの通線等があるので、管理組合総会での承認が必要です）

残念ながら事前調査で既設配管内を光ケーブルが通らず、機器更新等がＮＧだった物件もあります。