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2020年05月16日
賃貸経営まめ知識

入るべきお金がはいらないのはストレスです。

 入ってくるべきお金が入らない、家賃の滞納は家主さんにとっていちばんのストレスです。誰しもが「督促なんてしたくない」と思うでしょう。しかも督促をしたところで、滞納者の多くが「払いますから」と言うだけです。残念ながらその言葉も空しく、滞納者と連絡すらつかなくなってしまいます。ストレスがたまる督促作業ではありますが、ここを避けてしまうと滞納はますます増えていってしまいます。

早めの入金確認が滞納防止の第一歩

 督促をするには、まず入金を確認しなければなりません。必ず約定の支払日には、入金をチェックしましょう。一日でも督促が遅れると、回収率はぐっと下がってしまいます。その日の夕方に確認して、また翌日の朝にチェックします。ここで入金がなければ督促開始です。まだうっかり忘れもある段階なので、軽めの督促からスタートします。電話や携帯のショートメールで「入金が確認できていませんのでよろしくお願いします」と伝えましょう。書面での場合は責めるような言葉は避け事務的な文章にします。ただ必ず振込先は明記しておきます。当然分かっているはずなのですが、滞納できてしまうタイプの人は「振込先どこだったっけ」と探すことすら面倒なのです。

勤務先に電話するのは慎重に

 よく「勤務先に督促の連絡をしていいか」と聞かれますが、ここは慎重にしなければなりません。スマホや携帯が普及した今、勤務先に仕事関係以外で電話があるのは「金銭の督促」がほとんどです。個人名で連絡するのも同じです。知り合いや友達なら、直接スマホ等に連絡しますから! ということで勤務先に連絡をするのは、本人に「このまま連絡がつかなければ、致し方なく勤務先に電話せざるを得ません」と予め留守番電話にメッセージを残すかショートメールを送っておきましょう。そうすることで滞納者から「勤務先に連絡なんて!」とクレームつけられたとしても、「折り返しの連絡がなければ、勤務先にご連絡すると伝えていましたよ」と言えます。適切に督促をするということと、こちら側の守りもきっちりとしていきましょう。

連帯保証人は敵に回さないこと

 支払期日を1週間も過ぎてまだ支払いがされていなければ、連帯保証人にも滞納されていることを伝えます。溜めてから連絡を受けても連帯保証人も困るだけです。「入金がないので、何かあったのではと心配しています。ご存知ですか?」というように、今すぐ連帯保証人に払ってもらうことを要求するのではなく、連帯保証人と賃借人と話してもらうことを促しましょう。なぜ滞納なのか、すぐに払えるのか、払えなければどうするのか、双方で話し合ってもらい、その結果を教えてもらえばいいのです。収支のバランスが崩れていて、この先も当面払えそうにない状況なら、この段階で任意退去してもらうことも勧めてもらいましょう。連帯保証人も自分が支払うことは避けたいところなので、諌めてくれるはずです。

 連帯保証人と家主さんが連絡つかない、あるいは連帯保証人が賃借人と連絡がつかないという場合には、次の手を考えなければなりません。「避けている」ということは、今後の支払いも期待できない可能性があります。書面にて「〇月〇日現在、入金が確認できていません」と支払いを促します。

 あまり頻繁に書面を送ってしまうと逆効果にもなりかねないので、少なくとも1週間くらい空けるのがいいですね。次の書面には「〇月〇日付け書面でもお伝えした通り」とこちら側が記録していることも伝えましょう。

 さて、この督促作業は自主管理の大家さんは、ご自身でやる必要があるので大変ですね。私たちのような専門家に任せてみるのもお勧めです。専門家の利点はスピードです。このスピードが大家さんの被害を少なくするのです。

この記事を書いた人
東原 相信 トウハラ ソウシン
東原 相信
不動産を持ち続けていればどんどん価値が上がるという「不動産神話」はすでに過去のものとなり、空室の増加や賃料の下落などに悩むオーナーの声をよく耳にします。つまり、賃貸経営は事業者(オーナー)の「経営力」の差が空室率に直結する時代が訪れました。私は、CPMとしての知識と経験で全力でオーナーの賃貸経営のサポートをいたします。
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